則本昂大投手が11勝、強気のストレートで新人王当確

東北楽天球団ニュース 2012年ドラフトニュース

 東北楽天のドラフト2位ルーキー・則本昂大投手が千葉ロッテを7回3安打1失点に抑えて11勝目を挙げた。

 ブラゼル選手に特大のファールを打たれながらも強気のストレートは148km/hをマーク、外野フライで犠牲フライの1点に抑えた。最速150km/hの速球と鋭いスライダーはプロでも十分通用し、それぞれを低めに決めるなど制球力も良くなっている。11勝という数字もうなずける投球だった。

 田中将大投手が高校卒業1年目で記録した11勝と並んだ。「高校生と大学生では違う」と星野監督が話す通りだが、ルーキーが11勝してくれるというのは本当にうれしい誤算だろう。東北楽天は首位を走りマジック点灯も近いが、田中将大投手と共に、則本投手の存在が大きい事は間違いない。

 新人で11勝を挙げ新人王は確実とみられる。セリーグで12勝を挙げている同じルーキーの小川泰弘投手とどちらが勝ち星を伸ばせるだろうか。

 則本は逃げなかった。3点リードの7回1死一、三塁。ブラゼルとの勝負は14球に及んだ。一発で同点の場面。5球目は右翼ポールすれすれの大ファウルだった。それでも内角を攻めた。結果、中犠飛で1点を失ったが、7回3安打1失点。「点を取られてしまったけど、1点で抑えられたので良かった」。強気の投球で11勝目。高卒と大卒の違いこそあるが、07年に田中がマークした球団新人記録に並んだ。

 自身3連敗の後の5連勝だ。連勝の始まりは、7月6日のソフトバンク戦(ヤフオクD)。前日に先発して1回KOを喫し、翌日にリリーフで白星を挙げた。「リリーフは、ブルペンで何度も肩をつくって、それでも投げないときがある。先発が、なおさらしっかりしないといけないと勉強になった」。成長できた1勝から白星を続けている。

  「田中さんが1年目(07年)に記録した11勝を超えたい」。WBCに参加して疲労がたまっていた田中に代わり3月29日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では新人ながら開幕投手を務めたが、7回途中4失点で黒星。勝てば田中と小山伸から携帯用ゲーム機をプレゼントされるはずだった。意気消沈したが、次戦の4月5日のロッテ戦(Kスタ宮城)でプロ初勝利。数日後、2人の先輩からサプライズで同機を贈られた。田中からは事あるごとにアドバイスを受けている。常に支えてくれる先輩を超えることが最大の恩返しだ。

 これで自身5連勝。開幕から16連勝を記録している田中とともに、苦しい夏場に投手陣をけん引している。7月下旬の球宴期間の休みでも勉強を怠ることなく、寮で雑誌に掲載されていたダルビッシュ(現レンジャーズ)の投球フォームの連続写真を見て「理にかなったフォーム。自分も脱力してリリースで100%の力を発揮するように意識したい」と決意した。
 前半戦はピンチで力を入れると直球がシュート回転するなど球の質が落ち、球数も増える悪循環があった。この日は6回まで62球。「力まずにいけたのがテンポにつながった」とうなずいた。

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