浦和学院・高田涼太選手が甲子園練習でサク越え、小島和哉投手は安楽投手と再戦希望

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 夏の甲子園大会、王者・浦和学院が甲子園練習に登場した。

 センバツ大会で3試合連続ホームランを放った高田涼太選手がこの日のフリー打撃で1本のサク越えを記録するなど、甲子園男ぶりを発揮した。高田選手は埼玉大会では決して状態は良くは無かった。7試合22打数で9安打と打率は4割を越しているし打点も7打点挙げている。しかし打点は全て5回戦までで準々決勝以降は打点を挙げられていない。ホームランも1本記録しているが、3回戦の春日部戦で放っただけだった。

 センバツ大会では3番の山根佑太選手が24打数12安打10打点、4番の高田選手が16打数7安打8打点3本塁打でこの二人が打点を挙げていた。ちなみに山根選手も埼玉大会では24打数7安打で打点は1のみと、ポイントゲッターになれなかった。チームも決勝の川越東戦では16点を奪ったものの、準決勝は1点、準々決勝は6点、5回戦は4点、4回戦は5点と得点を奪えておらず、守り勝ってきた感じだった。甲子園でもエースで完全試合を達成した小島和哉投手はなかなか点を許さないだろう。しかし、高田選手、そして山根選手の打撃が連覇のポイントとなりそうだ。

 その小島投手はこの日約15球の投球練習を行った。センバツ大会決勝で済美・安楽智大投手との2年生対決を制して優勝したが、安楽投手がケガや疲労により万全ではない状態で(もちろん小島投手もそうだが)、小島投手は「お互いに万全な状態で投げ合えたら」と再戦を希望していた。

  初優勝したセンバツ以来、4か月ぶりに甲子園に帰還した浦和学院・森士監督(49)は、今年の公式戦無傷の21連勝という強さに反し、存在感が薄いことに皮肉を込めた。「横浜や(済美の)安楽君とやりたいという(他校の)記事は見ますが、浦和学院とやりたいというのは見ないですね」と苦笑いした。

 ただ、史上8度目の春夏連覇へ役者はそろっている。センバツ優勝投手の2年生左腕・小島和哉は埼玉大会で完全試合を達成。約15球の投球練習をしたエースは「それは過去のこと。県でどんな勝ち方をしても全国で負けたら意味がない」と埼玉勢初の夏の日本一へ、並々ならぬ覚悟をのぞかせた。

 センバツで史上2人目の3試合連発を放った4番・高田涼太三塁手(3年)もフリー打撃で早速、サク越え1本を披露。指揮官は「うちが連覇するとは誰も思ってないでしょう」と最後まで自虐的だったが、たとえ地味でも結果はグラウンドで示せばいい。

 森士(おさむ)監督は「春の優勝は気にしていない。切り替えて臨む」と気を引き締めながらも「埼玉県勢の夏の優勝がないので、それに挑みたい」と話した。2年生エース左腕の小島は今センバツ決勝で投げ合った安楽(済美)との再戦を望み「お互いに万全な状態で投げ合えたら」と意気込んだ。

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