初芝橋本・黒瀬健太選手は4打数ノーヒットも10球団17人スカウト視察

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 高校野球和歌山大会の初芝橋本vs日高中津分校の試合が行われ、プロ注目の黒瀬健太選手は4打数ノーヒットに終わったものの初芝橋本が延長13回の末に勝利した。日高中津を率いた垣内監督は勇退を表明しており、30年着たユニフォームを脱いだ。

10球団17人のスカウト視察

 初芝橋本の黒瀬健太選手は、高校通算97本塁打を記録している。練習試合では木製バットでもホームランを放つなどプロも注目しているスラッガーだが、この日は4打数ノーヒットに終わり「球場に目が行ってしまって、自分の打撃ができなかった。打ちたい打ちたい気持ちが強かった」と反省をしている。

 それでも2つの四死球を選び、さらに捕手としても昨年秋以来のマスクをかぶると、10回表には得点を阻止するブロックを見せた。

 埼玉西武・渡辺SDは「遠くに飛ばす力があるのは分かっている」と評価、おかわりくんや山川穂高選手に続く大型スラッガーの獲得を目指す。

 

垣内監督最後の試合

 またこの試合で敗れた日高中津分校は、名将・垣内監督がユニフォームを脱ぐ。分校を甲子園に導いた垣内監督はこの夏を最後に勇退を表明しており、最後の試合は延長13回の激戦の末、死球で押し出しサヨナラでの敗戦となった。

 垣内監督は「高校野球は勝ち負けだけじゃない。生徒を成長させるドラマ、場面がある。と話した。

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右肩を痛め、公式戦では昨秋の和歌山大会以来となるマスクをかぶった初芝橋本・黒瀬健太捕手(3年)。延長十回に決死のブロックで相手の勝ち越しを阻止した。「捕手が好きなんで」と扇の要を最後まで守り切り、味方のサヨナラ勝ちを呼び込んだ。

和歌山2回戦で高校通算97発の3年生捕手、黒瀬を擁する初芝橋本が延長十三回、最後は押し出し死球で日高高中津分校に4-3でサヨナラ勝ち。球場には10球団17人のスカウトが集結した。4打数無安打2四死球で、一発が出なかった黒瀬は「初戦で雰囲気に飲まれて自分の打撃ができなかった」と反省。西武・渡辺SDは「遠くに飛ばす力があるのは分かっている」と高評価は変わらなかった。

初芝橋本が日高高中津分校相手に延長13回の末にサヨナラ勝ち。高校通算97本塁打の4番・黒瀬は2四死球も4打数無安打の内容に「勝ててよかった。力んで自分のスイングができませんでした」と振り返った。

衝撃的な幕切れで、最後の夏が終わった。延長十三回、1死満塁からサヨナラ死球で30年の指導者生活に終止符が打たれた垣内監督。高校野球100年の歴史で唯一、分校を甲子園に導いた指揮官は「この子たちを勝たせてやりたかった」と唇をかんだ。

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