佐々木投手がブルペン登板、ソフトバンクスカウト「150キロ近く出ている」

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U18ワールドカップでは、佐々木朗希投手がブルペンで投球を開始し、いきなり85球を投げた。ブルペン周りでは福岡ソフトバンクなど日米のスカウトが集まり、その投球を見守った。

捕手を座らせて26球

佐々木朗希投手はこの日、台湾との試合が行われているブルペンに入ると、水上桂捕手を相手にまずは中腰の状態で59球を投げた。そして水上選手を座らせると、26球を投げ、合計85球の投げ込みとなった。

最初は血マメのできていた指を見ながら軽めの投球だったが、問題がないと徐々に力を入れ始め、最終的には「7割ぐらいは来ていると思います」と話した。これを見ていたソフトバンクの福山スカウトチーフは「150キロ近く出ているのでは」と話すと、一緒に見ていたソフトバンクの永井球団統括本部長も「血マメを心配していたけど、大丈夫そうだね。本人は気にしてないと思う。全然投げられた」と話した。

球を受けた水上選手も「親指、もってかれる」と投球中に佐々木投手に話しかけ、練習後には「本人は6,7割と言っていたけど、球は来てた。合宿初日より伸びはすごかった。」と話し、壮行試合と比べても「指の状態もあってシュート回転していたけど、今日の方がよかったと思います」と話し、あの投球以上の状態になっていると話した。

この日、侍ジャパンは悔しい負けをして、1次ラウンドも、そしてスーパーラウンドも1敗もできない状況になった。この日は奥川恭伸投手も捕手を立たせたままだったが30分間ブルペンで投げており、「7,8割くらい」と話す。スーパーラウンドの、特に韓国戦では、奥川投手、佐々木投手の投球にかかっている。

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佐々木は捕手を立たせて59球を投げると、さらに座らせて26球を投げ込んだ。マウンドの傾斜やフォームを意識し「状態は7割。大会中に投げられると思うので、焦らずに進めていきたい」。球を受けた水上は驚きを隠せなかった。「手が痛い。140キロ中盤は出ていたと思う。壮行試合より回転も良いし、状態も良いと思う」。視察したソフトバンクの永井智浩編成育成本部長も「速かった。(登板しても)大丈夫そう」と太鼓判を押した。

同27日からノースロー調整で、同30日にキャッチボールを再開。前日1日には患部に施していたテーピングが取れた。佐々木のボールを受けた水上(明石商3年)は「壮行試合よりは指の状態もよくてボールの回転もきれい」。体感での球速は140キロ台中盤といい、右腕の順調な回復を証言した。

驚異的な回復力に周囲は目を見張る。試合途中にも関わらず、佐々木が投げ始めるとブルペン周辺には人だかりができた。相手を務めた水上桂捕手(3年)は「(国内)合宿初日よりもノビがすごかった」と証言した。視察したソフトバンク・永井編成育成本部長も「(血マメを)本人は全然気にしていないと思う。(球速も)速かったね」と舌を巻いた。

試合中にもかかわらず、日米のスカウト数人が見入った。ソフトバンク福山アマスカウトチーフは「150キロ近く出ているのでは」と証言した。まだ全力ではないながら、順調な回復をアピールするには十分な内容だった。全身疲労の奥川も前日にブルペン投球を再開。5日からのスーパーラウンドを前に、一気に両エースの状態が上向いた。

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