福岡大大濠の153キロ右腕・山下舜平大投手が、東福岡戦で先発し、7回5安打1失点13奪三振の投球を見せた。
150キロ記録
この日も雨のために試合開始が遅れ、ようやく開始となったもののマウンドはぬかるんだ状態だった。しかし先発した山下舜平大投手は、最速150キロを記録したストレートと、お化けカーブと呼ばれる曲がりの大きなカーブの2種類を使い、先頭バッターから2回2アウトまで5者連続三振を奪う。
その後もこの2種類しか投げずに7回まで121球を投げて5安打1失点、奪三振は13を数えた。強豪を抑えたものの、「雨は気にならなかったが、カーブの制球が悪く調子は良くなかった。真っすぐも引っかかったり抜けたりで、もったいなかった」と話した。
山下投手は6月の練習試合で153キロを記録し、今大会の初戦は1イニングを投げ、最速151キロを記録していた。この日は先発登板とあり、12球団20人のスカウトが集結した。
中日・三瀬幸司スカウトは「スケール感があり、単純にいい投手でドラフト1位候補と思う。大谷選手や斉藤和巳投手のようなスケールの大きな投手になってほしい」
東京ヤクルト・松田慎司スカウト:「前回と違って先発登板だったので、ペース配分を考えながらうまく放っていた。」
今年の高校生のドラフト候補投手は、明石商・中森俊介投手、中京大中京・高橋宏斗投手がドラフト1位候補に挙がるが、そこに山下投手も並ぶほどの評価をされてきている。秋には高校BIG3と呼ばれているかもしれない。
9球団計11人のスカウトが集結。そのスピードガンは最速150キロを示した。中日・三瀬幸司スカウトは「スケール感が大きい」と評価。全国では明石商・中森俊介、中京大中京・高橋宏斗(ともに3年)が注目されるが、ある球団のスカウトは「ドラフト1位で消える素材」と話した。
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