秋季高校野球愛知大会では、中京大中京で150キロの速球を投げる2年生の畔柳亨丞投手が先発し、6回3安打12奪三振1失点の好投を見せた。
146キロを記録
畔柳亨丞投手は中学時代にU15代表に選ばれるなど注目された投手で、中京大中京では1年時から145キロの速球が注目された。そして先日の秋季大会地区予選で、プロのスカウトのスピードガンで150キロを記録したという。
この日は愛知大会1回戦の名古屋国際戦との試合に先発すると、最速146キロのストレートとカーブ、スライダーを織り交ぜた。制球も良く無四球で6回を投げ、3安打12奪三振1失点だった。
「ストレートが上ずっていたので、自己採点は40点くらい。低めに変化球を集められたのは良かったと思う。ピンチでは三振を狙った」と話した畔柳投手、中京大中京では今年、154キロを投げ高校NO.1右腕と評価されるまでになった高橋宏斗投手がいたが、「高橋さんが世代No・1を目指していたので自分も目指したい」と話し、背中を追う。
この日は中日・近藤スカウトが視察し、「もっと球速も出ると思う。しっかり腕を振って投げられるので楽しみ」と話す。高橋投手は進学が有力となったが、畔柳投手がどのような進路を選ぶのかにも今から注目が集まる。
高橋監督は「秋のこの段階では高橋より速い」と評価する右腕。まずは先輩と同じく、愛知、東海を制し、明治神宮大会でその力を全国にとどろかせたい。
視察した中日・近藤スカウトは「もっと球速も出ると思う。しっかり腕を振って投げられるので楽しみ」と評価した。
小気味よく三振の山を築いた。初回、先頭からの連続三振で立ち上がると、4回は3番から3者連続の空振り三振。威力ある直球を軸にカーブ、スライダーを効果的に決め、的を絞らせなかった。無四球と制球も安定していたが「直球がうわずっていたので、40点くらい」と自己採点は厳しめ。それでも「低めに変化球を決めることができたのは良かった」と収穫もしっかりと手にした。
威力ある直球を軸にカーブ、スライダーを効果的に決めた畔柳。U15侍ジャパンに選出された経験を持ち、今夏まで絶対的エースだった同じ右腕の高橋宏から多大な影響を受けてきた。「練習でも人一倍、考えてやろう」という助言を胸に実力を磨き、今大会地区予選で自己最速150キロを計測。「高橋さんが世代No・1を目指していたので自分も目指したい」と理想は高い。
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