明豊の木村留偉選手を元DeNAスカウト部長が評価、思い描く「関根曲線」

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元横浜DeNAのスカウト部長だった吉田孝司氏が、明豊の1番打者・木村留偉選手に注目した。

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関根曲線

木村留偉選手は1番センターで出場し、50m5.9秒の俊足が注目される選手だが、この日は初回にライト前ヒットで出塁すると、4回にもレフト前ヒットなど4打数2安打1得点で3度の出塁をした。

俊足外野手として注目されるが、吉田氏も「足の速い選手はたくさんいるが、それだけでは、プロの世界で飯は食えない。プラスアルファが大事になるが、まずはシートノック。1歩目の動き出しがいい。肩は普通だが、1歩目の動き出しに50メートル走5秒9の加速力が加わるから守備範囲は広そう。」と話し、「代走に加え、守備固めをできることが1軍出場への近道になってくる。」とした。

打撃については「バットが外回りすることもあったが、コンタクト能力が高い。」と話し、スカウト部長時代に獲得した関根大気と比較、「足があって守れる選手の良いところは、長い間プロで練習するうちに打撃も成長していくところ。関根も体が大きくなって去年は3番も打った。木村はまだまだ線が細いけど関根曲線を描ける素質がある。」と、まだ細い体をプロで鍛えてゆけば、関根選手のように1軍で強い打球を打てる選手になると評価した。

課題もあるが持っている能力が高い木村選手、今後が注目される。

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