東都大学野球の1・2部入れ替え戦が23日に神宮球場で行われ、2部優勝の専大が1部の東洋大を9―1で圧倒した。先発した最速152キロ右腕・梅澤翔大投手が5安打1失点で完投勝利を挙げ、2017年春以来となる1部昇格に王手をかけた。
「逃げずに真っすぐで勝負」、攻めの投球で東洋大打線を封じる
専大は2本塁打を含む12安打で9得点と打線が爆発し、1部6位の東洋大を圧倒した。マウンドを託された梅澤翔大投手は、力強い直球とカーブで緩急をつけ、9回を5安打1失点に抑えて完投。許した得点はソロ本塁打による1点のみだった。
「今日は攻める投球をイメージした」とテンポよく腕を振り、相手打線の分析で「真っすぐが強いというのを見ていたけど、逃げずに自分の持ち味の真っすぐで勝負していくべきと思った」(サンケイスポーツ)と、あえてストレートで勝負、140キロ中盤から最速152キロの力強い直球で押し切った。
「怖かった」を払拭、神宮のマウンドで掴んだ手応えと課題
この日の好投の裏には直前の修正があった。「プロの球場にいいイメージがなく。怖かったです」と梅澤投手、プロ野球が行われる球場はマウンドが特徴的な所も多く、神宮球場での登板に不安を抱えていた。しかし、2日前にフォームを修正、「視点を変えました。前までは、足を上げた時に三塁側を見てから投げていたんですが、ボールがブレていました。キャッチャーだけをずっと見て投げるようにしたら(ブレが)だいぶ減ってきました」(日刊スポーツ)と、神宮のマウンドを克服した。
119球を投げ抜いた一方で、課題も口にした。「後半に体力の無さとか、投球フォームに弱い部分を感じた。もっと体力をつけないといけない」(サンケイスポーツ)と、さらなる成長へ視線を向けた。スタンドには母校・専大松戸の後輩が駆けつけており、「かぶっている代もいて、かわいい後輩なので、かっこいい部分、ちゃんとした姿を見せないといけないな、と思った」(サンケイスポーツ)と笑みを浮かべた。
今年から専大の指揮を執る元広島の町田公二郎監督は、梅澤投手の投球を「緩急をつけた投球で非常に良かった」と称賛した。「就任当時から、守りからリズムを作って攻撃につなげる、と話してました」と投打がかみ合った展開に手応えを示しつつ、「一瞬一瞬で気を抜くと短期決戦は何があるかわからない」と、1部昇格を決める翌日へ気を引き締めた。最速152キロをマークする右腕は、チームを17年春以来の1部の舞台へ導くべく、決着の一戦に臨む。
【梅澤 翔大】 プロフィール
- 氏名:梅澤翔大
- 所属:専修大学(東都大学リーグ)
- 出身:専大松戸高
- ポジション:投手
- 投打:右投
- 主な特徴や実績:力強い直球とカーブの緩急を持ち味とする最速152キロ右腕。1・2部入れ替え戦の東洋大戦では、攻めの投球を貫いて9回5安打1失点で完投勝利を挙げ、専大の2017年春以来となる1部昇格に王手をかけた。直前にフォームの視点を修正して安定感を増しており、体力面の課題を克服しながらさらなる飛躍が期待される。










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