第108回全国高校野球南北海道大会2回戦で、春のセンバツ甲子園3度出場の名門・鵡川(北海道)のエース右腕・三浦秀斗投手(3年)が圧巻の投球を披露した。春の侍ジャパンU18代表候補強化合宿にも参加したプロ注目の最速148キロ右腕は、25日のとましんスタジアムでの苫小牧東戦に先発すると、9回を3安打9奪三振、無四球完封と相手打線を完璧に封じ込め、その力を見せつけた。
立ち上がりを無失点でしのぎ、尻上がりに147キロを計測
三浦秀斗投手は、これまでの公式戦で制球を乱す試合が多かったが、この日は安定した投球を見せた。課題としていた立ち上がりを無失点でしのぐと、尻上がりに球速もアップ。5回には自己最速まで1キロと迫る147キロを計測した。春の大会後に習得したカットボールなども交えながら、相手に三塁すら踏ませない内容で終始落ち着いたマウンドさばきを見せ、9回を無四球で投げ抜いた。
9回2死二塁、最後の打者を中飛に打ち取ると、183センチ86キロの大型右腕は仲間の輪の中心で雄叫びを挙げた。三浦投手は、「序盤に仲間たちが点を取ってくれたので、気持ち的にも楽に投げれた。手先で投げたらぶれてしまうので、下半身を使って体全体で投げることを意識した」(スポーツ報知)と振り返った。
「僕の最後の作品かな」、74歳監督が言葉を詰まらせ絶賛
入学時から大きな期待をかけてきた小池啓之監督(74)は、感慨深げに背番号1の投球を見守った。これまでチームに迷惑をかけることもあった右腕が、仲間からの信頼を勝ち取った姿に、指揮官は時折言葉を詰まらせた。
試合後、小池監督は「この子は何としてでも、上(のステージ)に行かしてやれる子だと思っていた。変な言い方だけど、僕の最後の作品かなというような感じだけど、今までチームに迷惑をかけてばっかりだった。やっと今、仲間からも信頼されるようになったんじゃないかな。成長してくれてうれしいね。今日は言うことがないくらい素晴らしいかった。感無量」(スポーツ報知)と、背番号1の成長を絶賛した。
次戦は4季連続の宿敵・駒大苫小牧戦、雪辱誓う
3回戦は、昨夏から3季連続で敗れている駒大苫小牧との対戦となる。直近3試合中2試合がコールド負けと苦戦が続いているが、小池監督は「お互いに具合悪くなるね。なんでまたかいと。今年の駒沢は全道で一番強いと思っている。今までは一方的にやられっぱなしだから、何とか大きな壁を突き破りたい」(スポーツ報知)と話した。
現時点で高校卒業後のプロ入りを目指している三浦投手も「勝つことしか考えていない。全員でぶつかりに行く」と雪辱を誓った。この壁を打ち破った時、プロという進路が明確に見えてくるのではないかと思う。最速148キロ右腕の投球が注目される。
【三浦 秀斗】 プロフィール
- 氏名: 三浦秀斗
- 所属: 鵡川高校(3年)
- ポジション: 投手(右腕)
- 身長・体重: 183cm、86kg
- 主な特徴や実績: 最速148キロの直球を武器とするプロ注目の本格派右腕。下半身を使った全身投法を意識し、春の大会後にはカットボールなど新球も習得した。南北海道大会2回戦の苫小牧東戦では9回3安打9奪三振、無四球完封と圧巻の投球を披露し、自己最速に1キロと迫る147キロも計測。課題だった制球を克服した成長株で、高校卒業後のプロ入りを目指す。









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