ワールドカレッジベースボールチャンピオンシップに臨む侍ジャパン大学日本代表が発表され、愛知大学リーグを代表する俊足遊撃手、中京大の鈴木湧陽内野手(3年)が、合宿の50メートル走で野手31人中トップの5秒78(光電管計測)を記録し、代表28人の一員に名を連ねた。
合宿の50メートル走で5秒78、野手トップの快足を披露
この日の練習試合の前に行われた50メートル走では、野手31人のうち5秒台を計測したのはわずか2人、その頂点に立ったのが、右投左打の内野手・鈴木湧陽内野手の5秒78だった。昨冬の代表候補強化合宿で5秒69を記録して今秋のドラフト候補に挙がる明大の俊足内野手・岡田啓吾内野手(4年)じょ5秒83を抑えて、鈴木選手が堂々のトップに立った。
自身でも「こんなに(タイム)が出るとは」と目を丸くしたが、大学日本代表で監督を務める関西国際大・鈴木英之監督(59)は「びっくりするくらい速かった」とうならせられ、鈴木選手はアピールに成功した。〝周東2世〟とも称される韋駄天ぶりで、代表入りをつかみ取った。
1番・二塁に定着しキャリアハイ、外野もこなすユーティリティー性
鈴木選手は中京大で今春から1番・二塁に定着し、リーグ戦11試合でキャリアハイの打率3割4分8厘、5打点、4盗塁をマーク。チームのリーグ制覇に貢献した。本職の二塁に加えて外野も守れるユーティリティー性も売りで、3日間の合宿では、4年生のトップクラスの選手から攻守の練習方法や取り組み姿勢をしっかりと吸収した。
大学選手権は初戦敗退に終わったが、初回には先制につながる逆方向への左越え二塁打を放っていた。この試合も視察した鈴木英之監督は「小柄だが、国際大会の強いボールに対してもシャープに対応してくれると思う」と、俊足だけでなくバットにも期待を寄せた。台湾、韓国、米国と激突する世界の舞台では、勝負どころでの代走起用も想定される。
俊足を武器にプロへ、「もっと速くなって」
50メートル走で岡田選手を抑えてトップに立った鈴木選手は「うれしいが、これに満足することなく、もっと速くなって、プロを目指したい」と前を見据えた。自らの持ち味を「自分の1番の武器は足。いい流れをつくってチームの勝利に貢献したい」と力強く誓い、「足でチームに流れを作って、勝利に貢献できるような選手になりたい」と日の丸を背負う覚悟を語った。
プロ入りを目指す鈴木選手、代表では俊足の二塁手である岡田選手とのポジション争いとなるが、今秋にドラフト会議での指名がありそうな岡田選手をベンチマークとして追い続け、来年、プロ入りを実現させたい。
【鈴木 湧陽】 プロフィール
- 所属:中京大学(3年)
- 出身:松商学園高
- ポジション:内野手
- 投打:右投左打
- 主な特徴や実績:愛知大学リーグを代表する俊足遊撃手。今春から中京大の1番・二塁に定着し、11試合で打率3割4分8厘、5打点、4盗塁をマークしてリーグ制覇に貢献した。大学日本代表の選考合宿では50メートル走で野手31人中トップの5秒78(光電管計測)を記録し、指揮官を「びっくりするくらい速かった」とうならせた。本職の二塁に加えて外野も守れるユーティリティー性も持ち味で、足を武器にプロ入りを目指す。










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