ルーキーもこの機会にさらに成長してプロ野球デビューへ

ルーキーニュース

昨年のドラフト会議で指名され、ルーキーとして今年を迎えた選手も、新型コロナウイルス影響によりプロ野球のデビューが遅れている。しかし、この期間を利用しさらに成長してデビューをする選手も多そうだ。

オリックス・ドラフト1位の宮城投手はフォーク習得へ

1月の新人合同自主トレから2月のキャンプと、ルーキー選手も例年通りの流れでプロ野球デビューに向けて調整をしてきた。しかし3月に入り、新型コロナウイルスの影響が出始めるとオープン戦が無観客、そして開催ができなくなり、プロ野球も開幕が延期となった。本来ならば開幕ベンチ入り、スタメン出場、ローテーション入りしたルーキーが話題となり、また、ファームでもその力を見せる選手が出て話題となっている時期だろう。

現時点でまだ開幕日が未定のプロ野球、各球団も練習休止など様々な対応をしているが、選手個々に自分を磨いており、ルーキー達も同じだ。オリックスのドラフト1位ルーキー・宮城大弥投手は、3月までにプロを相手の実戦登板はできていなかったが、3月21日に大商大とのプロアマ交流戦で、大学生に対して1回を投げ三者三振とその力を見せている。

しかし、「フォークの練習をキャッチボールの中でするようになりました。まだ、投球練習で投げる段階ではありませんが、決め球として使えるようにしていきたいですし、試合で投げられるようになれば、投球の幅も広がってくると思います」と、プロのバッターを相手に投球の幅を広げる必要があると自分で考え、現在はフォークボールの習得を目指している。

阪神のドラフト1位ルーキー・西純矢投手も、3月26日の福岡ソフトバンクとの2軍戦でプロ初のイニングまたぎの登板をする予定だったが、その試合が新型コロナのため急きょ中止となると、その後はチームも活動休止となってしまった。しかし、「自分はそれをプラスになると考えて過ごしてきました」と話し、創志学園の長沢監督から「今しかできない読書など、そういった事に時間をつかってみるのもいいよ」とアドバイスされ、読書などに時間をつかったという。

また阪神のドラフト6位ルーキー・小川一平投手は、2月のキャンプ中からファームの投手コーチから「新人の中でも一番上に行くのは早いんじゃないかな」と高い評価を受け、2軍戦に2試合を登板すると3月中旬には1軍に昇格し、1軍でも中継ぎで4試合に登板して5回1失点と好投を見せていた。フォークのように沈むパワーチェンジアップを投げ、1軍で投げる手ごたえをつかんでいた。

阪神はチーム内から感染者が出て、1軍・2軍とも活動休止をしていたが、4月15日から球団施設での自主練習が解禁され、西投手、小川投手などもまだ制約があるものの、練習ができるようになった。西投手は「素直にうれしいです」と約2時間半の練習で汗を流していた。

2月から3月にかけて、千葉ロッテのスーパールーキー・佐々木朗希投手のブルペンでの投球が注目され、吉井コーチとコミュニケーションもしっかりと取れており、順調に来ていた。また、広島のドラフト1位・森下暢仁投手もしっかりと実戦登板で実績を残し、開幕ローテーション入りを確実視されていた。これらルーキー選手の活躍が、いつ見られるようになるのかは不透明だが、現在の状況が打開され、プロ野球が開幕した時には、昨年まで見た姿からはさらに大きく変わった姿で、ルーキー選手の活躍が見られると思う。

2019年ドラフト会議指名選手一覧
2019年プロ野球ドラフト会議の12球団の全指名選手です。
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