巨人は、昨年のドラフト会議で育成ドラフト1位で指名した山下航汰選手を支配下登録した。背番号は99。
健大高崎で75本塁打
山下航汰選手は健大高崎で75本塁打を放っており、昨年のドラフト会議でも当ページではAランクと評価をしており、高校生スラッガーではトップクラスの選手だった。
しかし、ドラフト会議では、守れるのがファーストやレフトというのが引っかかったのか、または右投げ左打ちの大砲というのは引っかかったのかなかなか指名されず、本ドラフトではまさかの指名なし、育成ドラフトで巨人が1位で指名した。山下選手は「悔しさしかなかった。周りは喜んでくれたんですけれど、自分としてはこのままでは絶対いけないと思った」と話した。
この悔しさが良かったのか、プロ入り後に山下選手は猛ダッシュをする。イースタンなど53試合に出場して打率は.316、3本塁打18打点の活躍を見せ、高校生野手のルーキーではトップクラスの成績を残した。原監督も「1軍でもレギュラークラスと勝負できるだけの素材であるということは間違いない。うちにはまだいないタイプだと思う」と評価していた。
そしてこの日、プロ入りから半年が経ち、支配下登録選手となった。高校時の評価からすればまあ当然と言える。今年中には1軍で姿が見られそうだが、ここからが本番。巨人の1軍の壁は相当厚い。ドラフト時の悔しさをこれからも忘れず、まだまだひたむきにプレーをしてほしい。
2018年ドラフト会議 指名選手一覧
健康福祉大高崎高校のドラフト候補選手の動画とみんなの評価
高崎健康福祉大高崎高(群馬)では高校通算75発。打棒が注目されていたが、一塁や左翼の守備では発展途上なこともあって、育成でのプロ入りとなった。「悔しさしかなかった。周りは喜んでくれたんですけれど、自分としてはこのままでは絶対いけないと思った」と振り返る。
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