キャンプ3日目、板東湧梧投手、富山凌雅投手社会人投手ルーキーが評価される

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キャンプは3日目となった。1日目、2日目はドラフト1位の選手、高校生の注目選手のニュースが占めたが、このくらいからいよいよ、即戦力になりそうな選手の名前が取り上げられてくる。

社会人投手

昨年のドラフト会議では、高校生野手、大学生投手がドラフト2位を占め、社会人投手は福岡ソフトバンクのドラフト2位・杉山一樹投手が最初の指名だった。そして3位、4位で多くの社会人投手が指名されていた。その3,4位で指名された社会人投手は、その球団が即戦力として1年目からプロ1軍でやれるという評価を受けて指名されている。そして1年目のキャンプでもその力を見せる。

福岡ソフトバンクのドラフト4位・板東湧梧投手はこの日、ブルペンで58球を投げたが、すべての球が低めに構えた捕手のミットに収まった。「際どいところにいい球を投げられる選手が活躍できると思います。それがないと戦えないし、武器にできるようにしたいです」と話し、制球力に大きな自信を持つ。板東投手は鳴門高校からJR東日本入りし、5年間社会人野球で磨かれてこの制球を身に着けた。球速も148キロを記録した。

この投球を見ていた千賀投手は、「速いし制球がいい。いろんな話をしたい。あれだけの球だと、技術を持っていると思う」と話し、侍ジャパンでも投げるエースが、板東投手から制球についての技術を教わりたいと話す。

また、オリックスにドラフト4位で指名された富山凌雅投手は、社会人時代には制球ができずに封印していたというフォークボールを投げると、独特の揺れる起動を描き、球を受けた若月捕手から、「使えるから、もっと使えば」とアドバイスされた。

西村監督も「見ていてもタイミングが取りづらそう。面白い」と話し、ローテーション争いの候補に入った。これからティー打撃やシート打撃などで徐々に実践モードになってゆき、そこで左からのキレのある球とフォークボールでプロのバッターを抑えられれば、いよいよ注目度が増してく。

他にも板東投手のイケメンさや、DeNAドラフト3位の大貫晋一投手のおもしろキャラなどが次々と取り上げられている。本当に力のある投手の名前が挙がってくるようになり、そしてプロに入ってから発見される能力もある。開幕までにその力を十分見せられるか、期待をしたい。

1軍キャンプスタートするルーキーは?

元々フォークが揺れながら落ちる独特の軌道で、社会人時代は制球に苦労したため封印してきたが、ブルペンで若月から「使えるから、もっと使えば」とお墨付きを得て、「投げていこうと思っています」と解禁する決意を見せた。

初めて板東の球を見た千賀は「速いし制球がいい。いろんな話をしたい。あれだけの球だと、技術を持っていると思うので」と絶賛。17年WBCで「お化けフォーク」を武器に世界を驚かせた右腕もうなり、技術論を語り合うことを希望した。3年連続2桁勝利を挙げているチームのエース格が、新人をそこまで高評価するのも異例だ。伝え聞いた板東は「お世辞でもうれしい。初日よりも今日は腕が振れていた」と喜んだ。

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