阪神ルーキーに明暗、島田海吏選手が本塁打、馬場投手は乱調、熊谷選手は2軍キャンプへ

阪神ルーキーニュース

阪神は韓国KIAと対戦し、ルーキーたちが実戦に臨んだ。ドラフト4位の島田海吏選手がホームランを放ち、パワーも見せた。ドラフト1位、馬場投手は4失点の乱調だった。

ルーキーに明暗

阪神はルーキーに明暗が見られた。この日の韓国KIAとの練習試合で、ドラフト4位の島田海吏選手が5回の第4打席で2ランホームランを放った。「内角のストレートだったと思います。あまり覚えていないんですけど。体がクルッと回ったようなイメージ。右飛と思ったけど、良い風が吹いていたんで風が押してくれた」と話した。

島田選手は抜群の足を持ち、盗塁王の福本氏も期待する選手で、課題は打撃だった。キャンプでは金本監督から打撃の指導を受け、「不意に来た内角へのバットの出方というか。一見詰まりそうなスイングをしているけど、なぜかとらえることができる」と指揮官も評価した。

島田選手は第2打席でもレフト戦に2ベースヒットで4打数2安打2打点の活躍だった。しかし大学時代も足を生かすための打撃というよりは、鋭い打球を打つ中軸のようなあたりを見せていた。しかし試合毎にムラもあった印象で、転がしてヒットにするというタイプではない気がする。屋敷要選手や荒波翔選手のような感じになりそうだ。

馬場投手乱調、熊谷選手は2軍へ

一方、この試合ではドラフト1位ルーキーの馬場皐輔投手が9回に登板したものの、先頭から3連続でヒットを浴び、三振の後に再び3連打で合計6安打、3点を失ったところで1アウトしか取れずに降板した。

「腕が振り切れていない。高さが甘かった」と話した馬場投手、球速は140キロ中盤を計測していたが、香田コーチも「ボールもいってなかったし、変な後遺症が残る前に代えた」と話した。球速が速くても打たれる投手はいるが、馬場投手はそういうタイプでは無いと思う。ただし大舞台での経験は少なく、高校時代もやや不安を見せていた。これから経験が必要だろう。

ドラフト3位の熊谷敬宥選手は、1軍キャンプで実戦形式の打撃で6打数ノーヒットで、結果が残せず、20日から2軍キャンプに降格した。課題の打撃とショートの守備を磨いていく。

ドラフト5位の谷川昌希投手は、馬場投手の降板により緊急登板、四球を与えて押し出しをしたものの、2つの三振を奪い何とか抑えた。しかし、「四球が余計だった。あそこで切るというのが今後の課題になる」と話した。

ルーキーはいろいろと経験をしながら、プロでの生き方を探していく。この経験がどのように生かされるかに注目したい。

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この試合で見せた存在感は並み居る先輩たち以上だった。カウント2―1から、相手左腕の内角ストレートに反応。くるりと体を回転させ、右翼芝生席まで白球を運んだ。

「ボールが高かったです…」。捕手の坂本がタイムをとるなど立て直しをはかったが、140キロ中盤の直球も、変化球も制球が甘い。昨季韓国リーグVの強力打線に、ことごとく打ち返された。

実戦形式を含めて1軍では6打数ノーヒット(21日現在)。「アピールするところは、守備と足です」と言うように、その脚力を生かすために、プロ1年目から両打ちに挑戦中だが、ここまでのキャンプ期間中には結果が出せなかった。

20日に宜野座キャンプに合流したばかり。「四球が余計だった。あそこで(試合を)切るというのが今後の課題になる」。派手さはないが、堅実な「仕事人」がレベルの高い救援陣を刺激する。

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