韓国・光州第一高の左腕、ハン・ドゥソル投手が履正社医療スポーツ専門学校へ

社会人野球ドラフトニュース

 韓国の光州第一高校で、高校注目の左腕だったハン・ドゥソル投手が、来年から履正社医療スポーツ専門学校に入学し、日本のプロ野球入りを目指すことが分かった。日本の高校、大学を卒業していないためドラフト対象選手ではないが、アマチュア野球を活性化させそうだ。

ドラフト候補にはならず

 ハン・ドゥソル投手は紺国球界が注目した左腕投手で、18Uの韓国代表として優勝に貢献している。球速は140km/h前後だが、フォームのバランスが良く、履正社学園の森岡正晃監督は「実力的に日本の社会人で即通用するレベル。巨人の杉内のよう」と評価をしている。

 

 NPBの新人選手選択会議規約では、日本の中学、高校、大学、および高野連、大学野球連盟に加盟しているチームの選手、または日本国籍を持つ選手を指名できるとある。今回ハン投手が入学する履正社医療スポーツ専門学校は日本野球連盟に所属するチームで、社会人チームとして扱われるため卒業してもドラフト候補とはならない。

 しかし、都市対抗予選など各地の社会人の大会には出場できることから、今後注目されることになりそうだ。

 

日本の野球を目指す

 ハン投手は「将来、日本球界を代表するような左投手になりたい」と話し、日本のプロ野球を目指す。まずは社会人の大会で力を示せば、外国人枠としてプロ球団が獲得に乗り出す事になる。

 社会人の大会でハン投手が登板すれば、スカウトも集まることになるだろう。

 ちなみに2012年に韓国の高校NO1投手として注目され、高校2年生でオリオールズと契約をして大問題となり韓国球界を追放された金聖民投手は、福岡六大学リーグの日本経済大に入学し2年生となっている。147km/hの速球を投げる左腕投手で、実績はまだだが力を見せればこちらは再来年のドラフト候補となる。

 

 同チームを運営している「履正社医療スポーツ専門学校」に入学する。ハンは今年のU―18アジア選手権(タイ)で韓国の優勝に貢献。履正社学園の森岡正晃監督は「実力的に日本の社会人で即通用するレベル。巨人の杉内のよう」と評した。ハンは社会人野球を経て、日本のプロ球界入りを目指しており「将来、日本球界を代表するような左投手になりたい」と意気込んだ。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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コメント

  1. 力んでいるし力を抜いた時は最初からぬるい投げ方していて投げる途中で自然に力が抜ける杉内とは全く違う。プロで100勝上げている杉内に対して安易に杉内みたいというのは失礼。