日本生命、ドラフト指名漏れ投手が完封リレー

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日本生命はこの日、阿部翔太投手、高橋拓已投手、山根大幸投手でNTT西日本を完封し、3回戦進出を決めた。

リベンジ

日本生命は今年、左腕の高橋拓已投手のドラフト会議での指名が注目され、150キロ右腕の阿部翔太投手などもドラフト候補として名前が挙がった。しかしこの夏、日本生命は15年続いていた都市対抗出場を逃した。

出場を阻まれたのが、近畿地区予選で対戦したNTT西日本だった。近畿地区第5代表決定戦で9回にサヨナラで敗れていた。そして日本生命は夏場にキャンプを行い、投手陣は徹底的に走り込みをして鍛えたという。そのチームとの対戦で先発した阿部投手は、「最初から飛ばしていった。予選で負けていた相手なので勝ちたい気持ちが強かった」と話し、序盤から角度のあるストレートを力強く投げた。

5回に味方のエラーと2ベースヒットでノーアウト2,3塁のピンチを背負ったものの、得意のフォークボールで連続三振で2アウトとし、最後はレフトフライに打ち取って無失点で切り抜ける。結局、7回を投げて5安打無失点の好投を見せた。

そして8回からはプロも注目した高橋投手が登板する。高橋投手はストレートは高めに浮き、四球も一つ与えたものの、カーブとのコンビネーションで1回をノーヒット1奪三振で無失点に抑えると、9回は186cmの大型右腕・山根大幸投手がノーヒット1奪三振で危なげなく締めた。

阿部投手、高橋投手、山根投手もチームで都市対抗に出場していたら、ドラフト会議でも名前が呼ばれていたのかもしれない。都市対抗出場を逃した事と、ドラフトで指名漏れとなったことの二つのリベンジを、完封リレーで果たした。

高橋投手は制球が定まり、来年結果を残せれば左腕の注目投手として秋のドラフト会議で名前が呼ばれそうだ。阿部投手は来年は大卒5年目となり年齢的には苦しくなるが、この日の投球を続ければ指名候補になってくる。山根投手はリリーフで力があり動くボールを投げていた。来年は大卒3年目となる。リリーフで結果を積み上げたい。

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先発した阿部は7回5安打無失点。4点リードの5回は味方のエラーと二塁打で無死二、三塁とされたが8、9番をともにフォークで連続三振に斬り浜田も左飛に仕留め窮地を脱した。十河章浩監督からは「二、三塁の走者は還してもOK」と言われたが「ミスでランナーが出ていたので(野手のためにも)点はやりたくなかった」と男気を見せた。8回は高橋拓、9回は山根がともに無失点で零封リレーを完成させた。

 

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