国学院大2年生左腕、安西拓人投手が160球11奪三振完投

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 リーグ戦の順位が全て決まって行われた東都リーグの国学大vs駒大の試合は、秋、そして来年にそれぞれの監督が期待する投手が先発した。国学院大の180cm左腕・安西拓人投手は、160球を費やしたものの4安打11奪三振1失点で初完投勝利を挙げた。

両先発に明暗

 安西拓人投手は堀越高校出身で、180cmの身長から130km/h中盤から後半の角度のある速球を投げる。高校時代にも大型左腕として注目されていたが、大学では2年目となる今季、中大との試合で劣勢の9回に登板し1回を無失点に抑えてリーグ戦初登板をした。

 そしてこの日、先発を任されると四死球を5つ与えるなど制球は定まらなかったものの、駒大打線に4安打しか許さず11個の三振を奪った。9イニングで160球と球数の非常に多い投球だったが、1失点に抑えて完投し、大学初先発を完投勝利で飾った。これから球速もつけて実戦で磨かれてゆけば、大型左腕投手として気になる投手となりそうだ。

 一方、駒大は西村監督がエースの今永投手よりも経験の少ない投手を登板させることを明言しており、先発には3年生となった盈進の谷中文哉投手が起用された。谷中投手は180cmの投手で高校時代に148km/hの速球を投げ、3年夏の広島大会では新庄高校を完封して決勝に進出、決勝では疲労もあり広島工に敗れ甲子園出場はならなかったものの、プロ5球団から注目された。

 この日は先発したものの3回までに6安打を許し3四死球を与えるなど、1回~3回まで1点ずつを失うなどリズムの無いピッチングで3回で降板した。四死球も多いものの三振も多い投手だったが、3年生の春でこの状態では、高校時の最後の夏の影響があったか、または大学でフォームなどに悩みながらプレーしているように見える。高校3年夏の輝きを取り戻すことを期待したい。

 

輝き見せる選手

 国学院大は巨人が6人態勢で視察をした注目の遊撃手・柴田竜拓選手が4打数3安打2打点を記録し、貫禄を見せた。また7番センターで出場した鈴木薫選手が、3回にランニングホームランを記録すると、9回にはサク越えの3ランホームランを放ち、1試合2本塁打を記録した。鈴木選手は文星芸大付出身の外野手で50m5.8秒の俊足を誇るという。

 駒大では2番手で登板した2年の高橋由弥投手が、5回を3安打無失点に抑える好投を見せた。高橋投手は岩国商出身の軟投派の左腕で、高校時代は松井裕樹投手や森友哉選手、安楽智大投手などと共に高校日本代表に選出され、外国チームを相手に好投も見せた。プロも注目した投手で、今後の成長が期待される。

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国学院大の鈴木薫が持ち味を発揮した。2点リードの3回2死、直球を振り抜くと打球は中堅フェンスを直撃。相手守備がもたつく間に50メートル5秒8の俊足を飛ばして本塁に駆け込んだ。リーグ戦1号をランニング本塁打とすると、9回にはダメ押しの右中間越え3ラン。「無心で振った。下半身をしっかり使えた」と笑顔を見せた。4月下旬に左足首捻挫したが「いろいろ挑戦したい」と巻き返しへ貪欲だった。


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