佐々木千隼投手に軍配、田中正義投手と直接対決

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明治神宮大会出場を決める関東地区大学選手権で、ドラフト会議で5球団が重複した田中正義投手と佐々木千隼投手が直接投げ合い、佐々木投手が1失点完投勝利を挙げた。全国に無縁だった佐々木投手が一歩進んだ。

佐々木投手が勝利

外れ1位指名で5球団が重複し、千葉ロッテが交渉権を獲得した桜美林大の佐々木千隼投手はこの日、最速148キロの速球と切れ味鋭いシンカーを駆使し、9回で8安打を許しながらも7奪三振、8回まで無失点に抑え9回に1点を失ったが後続を落ち着いて抑えた。「シンカーは、彼に負けないとかじゃなく、自信を持っている」と話し、田中正義投手の剛球にシンカーで真っ向から対した。

視察した千葉ロッテの永野チーフスカウトは「初の神宮出場で、箔を付けてもらいたい。来年は開幕からローテで投げてもらわないと困る」と話し、抜群の安定感を見せる佐々木投手の期待を膨らませた。

佐々木投手は雑草魂が似合う。高校は都立日野高校、力のあるチームだが全国へは私立の壁があった。大学も桜美林大に進学、野球部に力を入れ始めたとはいえまだまだ無名のチームだった。しかし佐々木投手はエースとしてチームを1部へ引き上げ、4年秋にリーグ制覇を達成した。「全国大会は出たことない。行きたいと強く思っている。気持ちを前面に出したい。」この秋はこれまで無縁だった全国の舞台を目指す。

投げ合った田中投手については「真っすぐに魅力がある。まだまだ追いついていない」と話した。この二人の投げ合いはプロへとつながっていく。

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視察したロッテ・永野チーフスカウトは「初の神宮出場で、箔(はく)を付けてもらいたい。来年は開幕からローテで投げてもらわないと困る」と手を握った。

チームは4強入りし、2日に準決勝(中央学院大と白鴎大の勝者)に勝てば初の神宮大会進出となる。都日野3年夏も準々決勝で日大三に敗れて甲子園の道を断たれた右腕は、「全国大会は出たことない。行きたいと強く思っている。気持ちを前面に出したい」と端正な顔を引き締めていた。

これからもプロでしのぎを削るライバルに先勝。「彼の真っすぐは魅力のあるボール。自分も追いついて、トップレベルで戦えるようになりたい」と敬意を払う一方、勝っていると思う点については「言いにくいですね…」と負けん気ものぞかせた。

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