法政大・森田駿哉投手が1年春以来の登板、2回0安打5奪三振、144キロ記録

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法政大は4年生の左腕・森田駿哉投手が、1年生春のリーグ戦以来の東京六大学での投球を見せた。4者連続三振など2回をノーヒットで無失点に抑えた。

最速144キロ

東大との試合で先発の菅野秀哉投手が7回まで1点に抑え、17-1と大量リードの8回、いよいよ注目の左腕が登板をした。森田駿哉投手は先頭打者から三振を奪うと、その後、4者連続で三振を奪う。その後2つの四球を与えたものの、2イニングを投げノーヒット、5奪三振で無失点に抑えた。

自己最速は148キロだった。1年生春に開幕戦に登板して6試合に先発、1勝2敗の成績を残す活躍をみせたのだが、その後は左ひじを痛め、手術はせずに保存療法を選択したものの完治せずに昨年2月に手術を受けた。それから1年、リハビリに専念し、今年春のオープン戦でで投球できるまでに回復しており、いつ公式戦の登板をするかに注目されていた。

この日は最速144キロを記録し、青木監督も「ようやくですね。リハビリも地道にやっていたし、辛抱してきた。生きたボールがいっていた」と、球の質を評価した。森田投手は、「3年間、長かった。いろいろと辛いこともありましたが、神宮でもいろんな方に声を掛けていただいた。いろんな経験ができたので、結果で恩返ししたいです。」と3年間を振り返った。そして、「真っすぐで勝負できた」と、ストレートについても納得の球を投げられ、充実した笑顔を見せた。

富山商時代に甲子園やU18で活躍し、ドラフト上位候補として注目された左腕、この復活のマウンドから秋のドラフトまで順調にいってほしいと心から願う。元々評価高い長身左腕だけに、復活の状況次第で早い順位で指名されるようになるかもしれない。

菅野投手は悔しいシーズン

エースの菅野投手はこの日も6回まで無失点に抑えたが7回に1点を失って降板した。リーグ通算16勝目を挙げたものの、「完封したかったので、だいぶ悔しいです。もっといいピッチングをして、チームに貢献したいです」と話した。

今年は東京六大学のエースとして、ドラフト1位候補にもなる存在と注目されていたが、今季はこの日の前まで0勝3敗と苦しんだ。前回の登板から投球フォームを修正し、本来の球を取り戻しているという。残りの試合で力のある150キロの投球を見せられるか、期待したい。

2018年度-大学生投手-左投のドラフト候補リスト
2018年度-東京六大学リーグのドラフト候補リスト

1年春の慶大戦で開幕投手を務め、6回無失点の好投で白星を挙げたが、その夏に左肘を痛め、リハビリに専念。保存療法を選択したが完治せず、昨年2月に手術を受けた。「3年間いろいろと辛いこともありましたが、神宮でもいろんな方に声を掛けていただいた。いろんな経験ができたので、結果で恩返ししたいです」と周囲に感謝の気持ちを示し、今後へ向けて意気込んだ。

青木久典監督(45)も「ようやくですね。リハビリも地道にやっていたし、辛抱してきた。生きたボールがいっていた」と復帰を喜んだ。

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