苫小牧駒大・伊藤大海投手に慶応大・郡司選手が「大学に入ってからは一番良い投手」

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前日、日本文理大から10三振を奪い完投勝利をした苫小牧駒大の154キロ右腕・伊藤大海投手はこの日、東京六大学の慶応大と対戦した。

足を絡めて攻められる

全国から猛者が集まる慶応大に、徹底して攻められた。伊藤大海投手は最速149キロを記録した速球で2回までは無失点に抑えた。しかし慶応大は1年生の渡部選手など足の速いメンバーを揃えると3回、内野ゴロで1点を奪う。

そして5回、1番の河合選手がこの日2本目のバントヒットを決め、盗塁などで伊藤投手を揺さぶり、タイムリー2ベースなどで4点を奪い、一気に試合を決めた。後続も流れを止められずこの回10失点、伊藤投手は4回1/3で7奪三振を奪う意地を見せたが、10安打7失点という内容だった。

ベンチで悔しがる表情を見せた伊藤投手、「球自体は今日の方が良かったが、甘く入ると上のレベルでは通用しない。」と話し、慶応大について、「徹底力が違う。リズムを与えない嫌な流れを感じた」と認めた。

それでも慶応大の郡司裕也選手は伊藤投手について、「大学に入ってからは一番良い投手」と、東京六大学で多くの好投手と対戦している中で伊藤投手がNO.1と評価した。

伊藤投手は2年生だが駒大を退学して再入学しており、年代は郡司選手と同じ。「全国では落ちる球がほしい。スピードは160キロも可能。追い求めたい」と話し「イチから見直して、違った姿で戻ってきたい」と慶応大へのリベンジを誓った。

今大会では、東海大の小郷賢人投手と並んで、球威ではNO.1と評価してよい投手だった。小郷投手は同じ2年生で2020年のドラフトでは注目される事になりそうだ。

怪物の片りんは見せた。連投でもこの日の最速149キロの直球を軸に7奪三振。相手の4番・郡司裕也捕手(3年)=仙台育英出=は「大学に入ってからは一番良い投手」と絶賛した。それでも「全国では落ちる球がほしい。スピードは160キロも可能。追い求めたい」と伊藤は自己最速記録の6キロ更新など、新たな目標を自らに課した。

陸の王者が、北の剛腕に襲いかかった。1点リードの5回。慶大は今季初の1番に座った河合大樹主将がこの日2本目のバント安打を決めるなど、連投の伊藤を揺さぶった。内田蓮の右翼線2点二塁打で5―0とし、KO。その後もリリーフ陣を打ち込んでこの回一挙10得点。5回コールドで試合を終わらせた。

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