152キロ左腕の八戸学院大・高橋優貴投手に中日、楽天など4球団8人のスカウトが集まった。
練習試合
八戸学院大はこの日、七十七銀行と練習試合を行い、プロ注目の左腕・高橋優貴投手が先発すると、3回をノーヒット3奪三振1四球で無失点に抑える投球を見せた。最速は144キロだったが、ストレートと変化球のキレを確かめるように投げた。
高橋優貴投手は最速152キロを記録する左腕で、金足農・吉田輝星投手を成長させた正村監督より、間の取り方、変化球の精度など細かい指導を受け、特にスライダーとチェンジアップの精度が良くなり三振を奪えるようになると、この秋に富士大・多和田真三郎投手が記録していたリーグ通算299奪三振を2つ更新し301奪三振の記録を作った。
この日は4球団8人のスカウトが視察をし、東北楽天は長島スカウト部長が視察、「全国的に見ても貴重な左投手。上位クラスは間違いない」と話した。また、中日は3人態勢で最終確認の視察をし、本気度を見せている。米村チーフスカウトは「腕がしっかり振れているので150キロは投げられるでしょうし、チェンジアップなど決め球があることも精神的な自信につながっている」と話し、ドラフト会議では指名する可能性が高い。
まだ時期によってムラがあり、球団によって評価にバラつきもある。それでも、力のあるストレートと変化球を投げる左腕投手として、今年のドラフト会議では非常に貴重な存在となっており、ドラフト会議では早ければ3位で指名してくる球団もあるかもしれない。
3人で最終確認した中日米村明チーフスカウト(59)は「腕がしっかり振れているので150キロは投げられるでしょうし、チェンジアップなど決め球があることも精神的な自信につながっている」と絶賛。楽天長島哲郎スカウト部長(58)も「全国的に見ても貴重な左投手。上位クラスは間違いない」と高評価した。
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