大学代表・森下暢仁投手がリベンジ「世界一の投手」に、4球団が視察

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侍ジャパン大学代表はこの日、6-1でアメリカに勝利し日米大学野球の優勝を決めた。エース・森下暢仁にとって2015年、2017年、2018年のリベンジを果たし、「世界一の投手になれた」と話した。

3戦目先発

森下暢仁投手は今大会、1戦目に5回1安打9奪三振無失点、3戦目に5回5安打6奪三振2失点、そしてこの日、3試合目の先発を任されると、5回1安打2奪三振無失点に抑えた。3試合ともきっちり5回まで、初戦は球威もあり9つの三振を奪ったが、さすがにこの日はメジャー予備軍から三振を奪いまくる所まではいかなかったものの、得意のカーブと制球力を活かし、超強力打線を封じた。

打線も初回から足を絡めて得点を奪い、宇草孔基選手、海野隆司選手のタイムリーなどで合計6点を奪った。絶大な信頼を受ける万全リリーフ陣の吉田大喜投手、伊藤大海投手が5戦すべてに登板して抑え、3勝2敗で日本が優勝した。

森下投手、宇草選手、郡司選手、そして主将の篠原涼選手は、2015年のU18W杯で、甲子園で行われた決勝戦でアメリカに惜敗し、悔しい準優勝となっていた。また森下投手は大学2年生から大学代表入りをしているが、アメリカで開催された2017年、2018年は共に敗れており、学生最後の年にアメリカにリベンジを果たした。

MVPには2勝1敗、防御率1.20で森下投手が選ばれた。あどけない顔で、明治大では弱い所も素直に見せる主将だが、「日本一の投手から世界一の投手になれました」と大きな言葉を発した。メジャー予備軍を抑えた事、そしてリベンジを果たしたことが、森下投手にまた大きな自信を付けさせたのだろう。

この日は4球団のスカウトが視察に訪れた。高校野球や都市対抗が行われる中で、すでに評価が定まっている大学生への視察はやや少なかったのかもしれない。それでも、即戦力右腕では今年のドラフト候補の中でNO.1。今年のドラフト会議は、佐々木投手、奥川投手、そしてこの森下投手を獲得できた球団が、エースを獲得したことになるのだろう。

森下投手とアメリカの戦いは続く。今後もWBCなど、そしていずれはメジャーリーグで、この日に対戦したバッターと対戦していくのだと思う。

圧巻だった。今大会3度目の先発は5回1死まで無安打の快投で流れを引き寄せた。第1戦は9奪三振で5回2安打無失点も、第3戦は5回2失点で負け投手になった。「(捕手の)海野と話し合ってカーブや変化球が有効と確認した」と、この日は緩急を使った。5回1死から三塁へのバントヒットを許したが、フォスキューを127キロのチェンジアップで三飛。ベイリーを左飛に仕留めた。

この日の森下暢は5回1安打無失点。150キロを超える速球に、カーブを効果的に使って米国打線を封じた。東京六大学春季リーグ戦で優勝し、6月の全日本大学選手権も制した右腕は「日本一の投手から世界一の投手になれました」を胸を張った。

神宮の夜空に両手を挙げ、森下暢は歓喜の輪に駆け寄った。3年連続で選ばれた大学侍で悲願の日米制覇。「日本一の投手から世界一の投手になれました」。1勝2敗からの逆転Vに興奮を抑えきれず、世界NO1を自称した。国内4球団のスカウトの前で5回1死まで無安打投球。三塁線のバントで初安打とされたが、後続を封じた。

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