中日ドラフト4位、慶大・郡司裕也選手が2打席連続弾で優勝弾

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慶応大が勝利すれば優勝が決まる早慶戦1回戦で、中日からドラフト4位指名を受けた郡司裕也選手が4番として、2打席連続弾など4安打の活躍を見せ、チームの優勝に貢献した。

首位打者浮上

中日からドラフト4位の指名を受けた慶応大・郡司裕也選手は、ドラフト指名のお礼としてチームの優勝を掲げて戦ってきたが、おつりがくるほどの活躍を見せてくれた。この日は第2打席でヒットを打つと、1-1で迎えた6回の第3打席では、レフトスタンドにホームランを放って勝ち越しを決める。

そして2-1で迎えた8回にもインコース高めの球を捉えて再びレフトスタンドに捕――む欄を放つと、チームの一気に火が付きこの回4点、郡司選手は第5打席でもヒットを打ち5打数4安打2本塁打で2打点の大活躍を見せた。これで今季の打率が.414となり首位打者に躍り出た。

最後まで集中力を保ったのは昨年の事がある。昨年の早慶戦でも勝てば慶応大の優勝という3回戦、1点リードのまま9回を迎えたがそこで逆転され優勝を逃した。「何度も当時の映像を見返した。」と話す郡司選手、前主将の「河合さんが泣いている姿を見て、この悔しさを晴らしたいと」と話し、今年は主将として見事に早慶戦で優勝を決めた。

打撃だけではない。この日は先発の高橋佑樹投手を巧みにリードして6回6安打1失点に抑えると、東北楽天ドラフト3位の津留崎大成投手は150キロ超の球で力でねじ伏せて1回1/3をパーフェクト、8回には1年生の技巧派左腕・増居翔太投手をリードして無失点に抑え、最後は抜群のコントロールとキレを持つ石井雄也投手を1回パーフェクトで早稲田大打線を1失点に抑えた。

この日はドラフト4位で指名した中日の米村チーフスカウトが視察をしたが「彼が持っているキャプテンシーも内に必要なもの」と話し、「レギュラー捕手に近い」と即戦力としてあらためて評価をした。また近藤スカウトも「捕手としての資質、打撃が持ち味。優勝を決める試合でここぞと初球を振り抜いた。1年目でレギュラー取りの期待もかかってくる」と話した。

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郡司、優勝弾 中日スポーツ1面 2019/11/3

 

今日は早慶戦2回戦、そして明治神宮大会へと続いていく。目標である日本一を手にプロの世界への手土産としたい。

3年で正捕手だった郡司は「何度も当時の映像を見返した。(前主将の)河合さんが泣いている姿を見て、この悔しさを晴らしたいと」。主将も引き継いだ。開幕から連勝を続ける中で、河合と毎試合ごとに連絡を取った。「“勝っても次だぞ”と言われました」と激励に奮い立ち、開幕9連勝。大久保秀昭監督も「一番手応えを感じられる優勝だった。昨年の悔しさも含め、郡司や柳町が引っ張ってくれた」と称えた。

六回の勝ち越しソロは「データをもとに初球から狙った」と捕手らしい読みで内角速球を捉えたもの。2-1の八回には内角高めの速球を再び左翼席に運び、計4安打で打率もトップの・414に伸ばした。

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