関西大の金丸夢斗投手が春の腰の骨挫傷から復帰後、2試合目の登板をし、1回を無失点に抑えた。この試合には阪神が畑山統括スカウトなど3人態勢、巨人・横浜DeNAも幹部クラスが視察し評価した。
149キロ
1-0とリードして迎えた9回、関西大はエースの金丸夢斗投手をマウンドに送った。1アウトから同じくプロ注目でスラッガーの立命館大・竹内翔汰選手と対戦すると、最速149キロのストレートを左中間に運ばれて2ベースヒットを浴びた。
しかし、その後は2者連続三振で1回1安打2奪三振無失点、見事にセーブを記録した。金丸投手は「構えたところに投げられたし、少しずつ感覚も戻ってきていると思います。体の調子もよくなっているので、実戦感覚を上げていきたいです」と話した。
この日は阪神が畑山統括スカウトなど3人態勢で、また横浜DeNAと巨人も幹部が視察し、横浜DeNAの八馬アマスカウティングディレクターは「モノが違う。まだ精度は上がって来るだろうが、投げているボールは一級品」と評価した。
横浜DeNAはセ・リーグトップとも言われる打線がある中で、投手陣にやや苦労をしながら戦ってきた。終盤は外国人投手の活躍により持ち直したところはあるが、エース・東投手と外国人投手に続く投手として、ルーキーの石田裕太郎投手や2年目の吉野投手などが起用され、勝利した投球もあるが、まだローテーションを守り切るという状況には至っていない。
昨年は今永投手が抜ける中でドラフト1位で度会隆輝選手の氏名を行ったが、今年は投手の1位指名が有力と見られ、これまでも今永投手、濱口投手、東投手と左腕投手を中心にセ・リーグで戦っていた中で、金丸投手はドラフト1位指名の最有力となる。
以前は1位指名競合は避ける傾向にあったが、最近は三浦監督のくじ運の強さもあり、小園健太投手、度会隆輝選手と競合覚悟で1位指名も行っている事から、金丸投手の1位指名の可能性が高いと見られる。
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