北海道日本ハムとNTT東日本がプロアマ交流戦を行い、社会人のドラフト候補・横山弘樹投手が先発した。
6回4失点もスカウト評価
横山弘樹投手は187cmの大型右腕で、最速は150キロを記録する。しかし投球としては140キロ前半から中盤の速球にチェンジアップを織り交ぜるスタイルで、宮崎日大、桐蔭横浜大時代も注目をされていた。
その横山投手は社会人2年目となり今年はドラフト解禁となる。都市対抗には東京ガスの補強選手として出場すると、1/3回を投げて1四死球1奪三振という内容で終わっており、アピールする機会も少なく、プロのスカウトも大舞台での評価というのはできなかった。
そして迎えたこの日の北海道日本ハムとの交流戦、プロ9球団のスカウトが訪れるなど注目の中で先発をした横山投手だったが、初回に3連打で2失点するなど6回を投げて6安打4失点とプロの洗礼を浴びたものの、144キロの速球とチェンジアップで何とか粘りを見せた。
視察した阪神の平塚スカウトは「体が開かなくなった。ボールとしてはよかった」と評価、まずまずというところだろうか。
社会人投手の指名は?
今年の社会人投手は、JR東日本の関谷亮太投手、かずさマジックの加藤貴之投手というところが期待されたものの、昨年に比べ全体的に調子を落としていた。その中でパナソニックの近藤大亮投手が力のある投球を見せ侍ジャパン社会人代表にも選出されるなど評価を挙げている。
横山弘樹投手は持っている素質と体の大きさなど評価される点は多いが、やはり社会人投手となると即戦力を求める。高いレベルでのピッチングが求められる。この日のピッチングをプロ側もそして自分もどのように評価するかが注目される。
NTT東日本の今秋ドラフト候補右腕・横山弘樹投手(23)が15日、日本ハムとのプロ・社会人交流試合(鎌ケ谷)に先発。9球団のスカウトが視察した。
初回に3連打を浴びて2失点するなど、6回6安打4失点、2奪三振。それでも、最速144キロを計測した伸びのある直球にチェンジアップで緩急をつけ、中盤以降は修正した。阪神の平塚スカウトは「体が開かなくなった。ボールとしてはよかった」と評価した。
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