関西学生野球春季リーグ第1節の2回戦が行われ、近畿大が関西大に6-3で勝利。対戦成績を1勝1分けとした。この試合の主役は、入学直後ながら名門の「4番」に抜擢された期待のルーキー、川口蒼旺外野手(1年=神戸国際大付)だった。2点を追う4回、左翼スタンドへ突き刺さる同点2ラン本塁打を放ち、逆転勝利の呼び水となった。高校日本代表を経験した大砲が、大学野球の舞台でもいきなりその天賦の才を見せつけた。
内角直球を粉砕!4回2死二塁、初安打が同点アーチの離れ業
期待のルーキーのひと振りが、球場の空気を一変させた。2点ビハインドで迎えた4回裏、2死二塁の好機。バッターボックスに入った川口蒼旺選手は、関西大の先発・百合澤飛投手が投じた内角への力強いストレートを完璧に振り抜いた。快音とともに放たれた打球は、低い弾道のままあっという間に左翼フェンスを越えた。リーグ戦初安打が値千金の同点本塁打。この一発で勢いに乗ったチームは、続く5回に勝ち越しに成功し、難敵を撃破した。川口選手は「(本塁打を放って)ほっとした。先輩方がミスをカバーしてくれるので、気楽に打つことができている(サンケイスポーツ)。」と話した。
1年生ながら4番に座る重圧を感じさせない、まさに「怖いもの知らず」のスイング。神戸国際大付高時代に侍ジャパンU18代表として世界と戦った経験が、大学入学直後の大舞台での落ち着きに繋がっている。
光元監督も称賛、悪い流れを断ち切った「1年生4番」の集中力
名門・近畿大を率いる光元監督も、この日、4番に抜擢した1年生・川口選手の活躍を称えた。「川口の一発が大きかった。(悪い)流れを断ち切ってくれた(サンケイスポーツ)。」
確かなコンタクト能力と、一振りでフェンスを越えさせるパンチ力。2季ぶりのリーグ優勝を目指すチームにおいて、この若き主砲の台頭は最大の好材料となる。上級生が揃う強力打線の中心に1年生が座ることで、間違いなくチーム全体への刺激となる。神宮の杜を目指す戦いのなかで、1年生4番がどのような成長曲線を描くのか注目したい。
【川口 蒼旺】 プロフィール
- 氏名: 川口蒼旺(かわぐち・そう)
- 所属: 近畿大学(1年)
- 出身: 兵庫県(神戸国際大付属高卒)
- ポジション: 外野手
- 投打: 右投右打
- 主な特徴や実績: 神戸国際大付高時代に高校日本代表に選出された右の大砲。大学入学直後の2026年春季リーグ開幕節で、1年生ながら4番に抜擢。第1節2回戦の関大戦でリーグ戦初安打となる同点2ランを放った。高い身体能力と勝負強さを誇る、2029年ドラフト候補。








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