オリックス、ドラフト2位の東明大貴投手と仮契約、京セラドームで20回2/3無失点

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 オリックスはドラフト2位で指名した富士重工の東明大貴投手と、契約金8000万円、年俸1200万円(推定)で仮契約を結んだ。

2試合完封

 先日行われた日本選手権はオリックスの本拠地・京セラドームで行われたが、その大会に出場した東明大貴投手は初戦でJR九州と対戦し2安打7奪三振で完封、福岡ソフトバンクドラフト1位の加治屋蓮投手に投げ勝つと、2回戦の日本通運戦ではリリーフで登板し、2回1/3を2安打2奪三振で無失点に抑える。そして準決勝の三菱重工広島戦では鮫島優樹投手と投げ合い3安打10奪三振で完封、そして決勝でも1/3回を投げて無失点に抑えた。20回2/3を投げて7安打19奪三振、防御率0.00という素晴らしい成績だった。

 京セラドームについて東明投手は「ゼロに抑えられたし、やっぱり縁を感じる」と語った。

大学時代に急成長

 東明投手は岐阜の富田高校出身、高校時代は130km/h台のストレートを投げる投手で注目はされていなかったが、桐蔭横浜大の齊藤監督に誘われて大学でも野球を続ける事にした。そして桐蔭横浜大を全国の舞台に押し上げる大エースとして活躍を見せると、富士重工でも1年目からエース格として登板した。

 東明投手の特徴は140km/h中盤のストレートの球のキレにある。肘をしならせて投げられる球は回転が良く低めに伸びる。スライダーの回転も良い。ただし力が入ると140km/h後半を記録するが、球が高めに浮きシュート回転する。オリックスでは社会人出身の投手が活躍しているので、良い手本がたくさんいる。ローテーションの一角を任されるようになるだろう。

 右腕は「やっと実感がわいてきた」とはにかみながらも、プロでの目標を口にした。

 今月7日に閉幕した日本選手権では2完封を含む3勝をマークしチームを準優勝に導いた。しかも20回2/3を投げ無失点と輝いた舞台は、くしくも本拠地となる京セラドームで「ゼロに抑えられたし、やっぱり縁を感じる」と喜んだ。その“ミスターゼロ”が夢見るのがプロでの記録継続だ。

 連続イニング無失点の球団記録は金子の持つ34回(11年)。「そういう記録を狙えるくらいになれたらと思います」と目標に掲げ「いろいろ得られるものがあると思っています」と金子と対面するのを心待ちにした。

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