スカウトに転身、中日・八木智哉スカウト「心の強い選手を」

中日ドラフトニュース 2018年ドラフトニュース

2006年にルーキーで12勝8敗の成績で新人王に輝いた八木智哉選手、昨年秋に中日で戦力外通告を受け、スカウトに転身した。プロ野球選手の卵を見つける役割に「楽しみ」と話した。

12年間のプロ生活で

八木投手は日本航空高校から創価大に進み、大学ではリーグ通算35勝、4年時には大学野球選手権で49奪三振の大会新記録を樹立すると、秋には白鴎大戦で完全試合を達成して、2005年秋のドラフト会議で、希望枠で北海道日本ハムに入団した。そしてプロ1年目の2006年には12勝8敗の成績を残して新人王に輝く。春風満帆のプロ生活がスタートした。

しかしその後、左肩痛から成績が残せなくなり、2年目は4勝、3年目は1勝に終わった。それでも2009年には9勝3敗と復活を見せたが、その後は勝ち星がなかなか積みあがらなかった。2013年にオリックスに交換トレードで移籍したが、2014年オフに戦力外通告、中日ドラゴンズに入団を果たして2015年に4勝を挙げたものの、今年は1勝に終わり再び戦力外通告を受けた。

八木投手は、「日本ハムでの7年は、自分の結果しか求めなかった。オリックスでの2年は試練。苦しかった。中日での3年は、野球以外の精神的な部分でモデルチェンジできた」と話し、プロでは精神的な強さが必要だと感じたという。

心の強い選手を

中日のスカウトに就任する八木氏、「一番楽しみなのは、伸びしろを見つけてあげること。メインは高校生だと思う」と話し、「練習態度、野球に取り組む姿勢、向上心。そこで、かなり変わってくる。心の持ちようだと思う。」と心の部分を見ていく事を話した。「どんなにポテンシャルがあっても、結果は出ない。プロはそんなに甘い世界じゃない」と自分に話すように語る。

 「自分もプロに行けたのは大学4年の1年があったから。当時は絶対にプロへ行きたくて、何かを変えようと。とにかく練習しようと。自己満足でもいいから、自分に自信が持てるぐらい練習した。スカウトの方たちも、それほど活躍する選手になるとは、誰も思っていなかったんじゃないかな」と話し、大学で強い気持ちで取り組み、輝かしい成績を残してプロ入りを決めた。「自分がそうやって意識してきた部分があるから、練習に取り組む態度、性格は重要だと思う。プロの世界では、気持ちで負ける選手は絶対に結果は出ない。でも、結果で負けても前に行ける選手は、何かを吸収できる選手だと思う」と、とにかく気持ちの強さを強調した。

これからスカウトとして、選手の見る目を鍛える。そして将来の夢は、「指導者が夢」と話し、学生野球での指導者を夢見る。スカウトとして活動する中で、指導者への道も見つかるのではないかと思うが、まずは八木スカウトがどんな選手を評価し、獲得をすることができるか注目したい。

「自分も特待生で(日本)航空に入ったわけじゃないし、プロに行けたのは(創価)大学4年の1年があったから。当時は絶対にプロへ行きたくて、何かを変えようと。とにかく練習しようと。自己満足でもいいから、自分に自信が持てるぐらい練習した。スカウトの方たちも、それほど活躍する選手になるとは、誰も思っていなかったんじゃないかな」

 ―高校の時も、調査書が届いたのは巨人1球団だけ。大学へ行ってから急激に伸びた。

 「自分がそうやって意識してきた部分があるから、練習に取り組む態度、性格は重要だと思う。プロの世界では、気持ちで負ける選手は絶対に結果は出ない。でも、結果で負けても前に行ける選手は、何かを吸収できる選手だと思う」

 

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