東北楽天はドラフト1位で済美・安楽智大投手の指名が濃厚であることが分かった。また春江工業・栗原陵矢選手の指名も検討しているとのこと。
今年は右腕
東北楽天は2012年は森雄大投手、2013年は松井裕樹投手と2年連続で高校生左腕投手を1位指名し、どちらも抽選の末に獲得をしている。また2011年は藤岡貴裕投手を1位指名(外れ1位で右腕の武藤好貴投手)するなど左腕投手の指名が多い。
そして今年は右のエース候補として、済美・安楽智大投手の指名を検討しているとデイリースポーツが伝えている。球団関係者が「常に3年後を見据えながらのチーム作り」と明かしているという。安楽智大投手は故障をしたものの素質では田中将大投手クラスの投手と言える。
昨年の18U日本代表ではエースだった松井裕樹投手と共に先発の柱を務め、ベネズエラ戦、キューバ戦とポイントとなる試合で登板して共に完封をしている。東北楽天でも松井裕樹投手と左右のエースとして注目される事になる。
安楽智大投手も早大・有原航平投手同様に多くの球団が1位候補に挙げるが、まだ1位指名を明言はしていない。それでも福岡ソフトバンクなど指名重複は濃厚とみられ、今年もまた立花球団社長のゴットハンドに期待が高まる。ただし大久保監督の就任をめぐり、やや運を落としている印象も受けるが。
春江工・栗原陵矢捕手を2位指名へ
また球団は、春江工・栗原陵矢捕手の指名を検討しているという。日刊スポーツによると、安部井球団本部長が「エース、4番、センターラインなどのチームのjくになる人はドラフトでしか取れない」と話し、捕手の頭数も少ない事もあり、総合力で評価の高い栗原捕手の名前が挙がったとのこと。
栗原選手には福岡ソフトバンク、中日、オリックスなども高い評価をしており、ドラフト2位か3位で消える可能性が高く、3位の東北楽天まで残っている可能性は少ない。東北楽天は2番目となる2位指名で栗原選手を指名する事となりそうだ。
もし1位で安楽投手、2位で栗原捕手を指名すれば、昨年の1位・松井投手、2位・内田靖人選手と2年連続で高校生バッテリーの指名という事になる。ただし内田選手は現在はサードで出場することが多いようだ。
今年は少数精鋭
また安部井本部長は「今年は10人とかは獲れない。今、支配下選手は67人いるし、だいぶ若手の切り替わっているから」と話し、昨年のように9人を指名する事は無さそうだ。
ドラフト後に想定される第2次の戦力外発表はそう多くはできないとみられ、外国人選手の補強なども考えると、4人から5人程度となりそう。
球団関係者は「常に3年先を見据えながらのチームづくり」とチーム方針を明かす。話題性、将来性、即戦力の可能性が全て詰まった安楽はまさにうってつけの存在。
昨年は12球団最多の9人を指名したが、安部井寛チーム統括本部長は「今年は10人とかは獲れない。今、支配下選手は67人いるし、だいぶ若手に切り替わっているから」と数より質を重視する姿勢を示した。今後は大久保新監督の意向も聞きながら、指名選手を絞っていく予定だ。
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