東北楽天、1位指名は佐々木か石川か

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東北楽天は前日のスカウト会議で、ドラフト1位指名候補を大船渡の佐々木朗希投手と東邦高・石川昂弥選手の2人に絞った。石井GMの野手指名へのこだわりがうかがえる。

東北の怪物

2012年のドラフト会議では、花巻東の大谷翔平投手が北海道日本ハムに指名された。大谷選手は12球団へ指名断りの連絡をいれ、メジャー挑戦を表明しており、多くの球団が撤退する中で日本ハムだけが1位指名し、見事入団にこぎつけた。

その後の大谷選手の活躍とスター性は誰もが納得するところ。その度に地元球団だった東北楽天が獲得できなかった事は残念がられた。しかしあの頃は東北楽天も田中将大がおり、2013年にリーグ優勝と日本一を達成して、その声は大きくはなかった。

やや優勝から遠ざかる中で2019年となり、再び東北・岩手から怪物が登場してきた。もちろん地元球団の楽天は、この大船渡の佐々木朗希という怪物を追い続けてきた。しかし、石井GMは一歩引いた視線で見ていた。評価がものすごく高い。「真っすぐに変化球もいい。何十年かに一人の逸材でしょう。指名に関してはもう少しチームで議論したいが、日本の宝。みんなが望むところでしょうね」と話し、佐々木投手を獲得した時の育成プランについても話していたことがある。

しかし、昨年のドラフト会議では1位、2位で野手を指名するなど、石井GMは冷静にチームの状況を分析し、今年についても「あまりにデメリットがあれば野手を取りたい。もう少し議論をしないと」と、佐々木投手の獲得に流れているのではなく、チーム状況を見て野手の獲得を心の中においてた。

その中で登場してきたのが、石川昂弥選手という事になる。実は石川選手に対する東北楽天関係者の評価のコメントはほとんどなかった。しかし、U18で木製バットを持ち、きわどい球をまったく振らずに痛烈な打球を飛ばすスラッガーに、石井GMは佐々木投手と同じく「数十年に1人、なかなか出てこない選手」という最高級の評価を与えた。

スポーツニッポンの報道では「最終的には地元・東北の星である佐々木に決めたもよう」とあるが、石井GMは地元を優先という事はあまりせず、例え、その後のファンからの批判などを受けたとしても、冷静さと自信があるのだろう。

果たして1位指名はどちらになるか、17時からのドラフト1位指名を待ちたい。

それ以降の候補は

抽選で外した場合の外れ1位候補には、桐蔭学園・森敬斗や東海大・海野隆司捕手の名前が挙がり、野手の補強のこだわりを感じる予想となっている。しかし、サンケイスポーツは青森山田の151キロ右腕・堀田賢慎投手を挙げている。堀田投手はここへきて注目度が増しており、夏の大会で3回戦で敗退後に、多くの球団が堀田投手の練習を見に来たという。

こちらも東北の怪物の一人だろう。捕手では仙台育英でプレーをしていた郡司裕也選手や、聖光学院出身の佐藤都志也選手などもいる。また内野手では法政大の福田光輝などの選手もチェックしている。また、昨年のドラフト会議で特徴のある左腕投手を、左腕投手としてメジャーでも活躍を見せた石井GMが直接評価し、弓削隼人投手、佐藤智輝投手を指名して弓削投手は1軍で活躍をしている。今年も左腕投手は楽しみな選手が多く、前橋商の井上温大、近江の林優樹投手、NTT西日本の・宅和健太郎投手などの指名があるとみられる。

東北楽天ゴールデンイーグルスのドラフト指名予想

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