新日鐵住金かずさマジックが優勝、福岡ソフトバンクドラフト3位・岡本健投手がMVP

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 社会人野球日本選手権は新日鐵住金かずさマジックが富士重工を1-0で下して初優勝、福岡ソフトバンクからドラフト3位指名を受けた岡本健投手がMVPに選ばれた。

1回2/3で4奪三振、145km/h

 この日のかずさマジックは3人の投手で8回1アウトまで無失点に抑え、6回奪った1点を守っていた。4番手で登板した岡本投手は、140km/h以上の速球を外角低めに決めてドラフト指名された投手の格を見せ付けると、4番打者を140km/hのインコースのストレートで、5番打者を外角に逃げる変化球で空振り三振にしとめた。

 続く9回も最後の打者には最速となる145km/hの速球で押した後に、外角のスライダーで空振り三振、打者5人に対してノーヒット4奪三振と完璧なリリーフを見せて抑えた。かずさマジックは都市対抗と日本選手権での全国制覇は初めてで、今年はスポニチ杯ベスト4、都市対抗ベスト4と安定した力を見せ続けた。

岡本健投手がMVP

 岡本投手は1回戦のヤマハ戦で先発すると、5回1/3を投げて8奪三振も5安打3失点とまずまずという投球だった。しかし準決勝からはリリーフとしてマウンドに登ると、3回を2安打3奪三振無失点、決勝も1回1/3をノーヒット4奪三振に抑えた。10回1/3を投げて15奪三振という成績が評価され、今大会のMVPに輝きプロ入り前に社会人野球の大きな勲章を手にした。

 ストレートは140km/h中盤を記録し、キレの良いボールを外角ギリギリに決めた後にインコース高めにスバっと投げられる制球力があった。さらにフォークボールのように空振りが奪えるチェンジアップと小さく曲がるスライダー、さらにストライクを取れるカーブがあり、さすがのドラフト3位投手でプロでも即戦力となりそうだ。

 この日は福岡ソフトバンクの永山スカウト部長、田口スカウト、荒金スカウトが視察し、永山スカウト部長は「投げっぷりがいいし完成している。うちのセットアッパー陣に割り込んでいける存在。今日みたいに優勝の輪に入って欲しい」と高い評価をし優勝に貢献する姿を想像していた。岡本投手も「プロでもこんな場面を抑えることのできる投手になりたい」と目標を口にした。

高校時代に3年後のプロ入りを誓う

 神戸国際大附でも140km/h中盤の速球でプロに注目されたが、腰やひじなどを相次いで故障をしたためプロに入っても活躍できないと判断し、「3年後、絶対プロに入ります」と最短でプロ入りをするために社会人に進む事を選択した。1年目は故障がちだった身体を強化するために使い2年目から実戦登板を経験すると、3年目には春のスポニチ大会からエース格として登板した。

 目標を設定してそれを達成するための強い精神力がある。その精神力はマウンド度胸にも見て取れる。プロ野球でもまだまだ成長し、優勝という目標に向かって努力し続けられる投手だ。

 福岡ソフトバンクにとって心強い投手となりそうだ。

 吠えた。1回転して、大きくジャンプした。岡本は最後の打者を空振り三振に打ち取ると、楽天・田中のような豪快なガッツポーズを見せた。

 「都市対抗はベスト4で終わったので、日本選手権で日本一になりたかった。達成できてうれしい」。1―0の8回1死二塁で登板。続けて空振り三振を奪い、ピンチを脱した。「前の3人が0点に抑えていたので、自分も絶対に抑える」と強い気持ちで投げた。最速は145キロを計測。9回も3人で片付ける完全救援だ。しかも打者5人から4三振を奪い、完封リレーで初優勝を決めた。

 準決勝で敗れた都市対抗後は2日の一度のペースで150球の投げ込みを行った。今大会は先発した初戦を含め、3試合10回1/3で15奪三振。奪三振率13・06で最高殊勲選手賞を獲得した。神戸国際大付出身の3年目。入社当初「3年後、絶対プロに入ります」と誓い、有言実行でプロ入りした。今季から主に抑えを任され「一球一球に対する集中力が変わった」という右腕はソフトバンクでも中継ぎで期待される。

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