千葉ロッテからドラフト6位で指名された日本生命の立松由宇選手、ドラフト指名時は入団について困惑した表情も見せたが、この日の指名あいさつでは前向きな気持を伝えた。
監督や上司と相談
この日は千葉ロッテの高橋編成管理部長など3人で立松由宇選手に指名あいさつし、高橋部長は「社会人の中でも彼はかなり打撃がいい。うちに入って勝負できる。しっかり考えて決断してほしい」と伝えると、立松選手は「悩みの種ではあったけど、今日すごくいい話を聞かせていただいて、すごい前向きな気持ちでいる」と話した。
立松選手は大学卒4年目の25歳、ドラフト会議で6位指名をされたが、近々に昇給があるなど大手企業の日本生命で人生を進んでいく事も考えており、その進路について悩んでいることを話していた。「客観的に見て思うのは、どの社会人企業チームよりもウエートルームも充実して、寮とグラウンドも近い。いい施設で野球をやれている。どこのチームの球場に行っても、うちの施設はすごいなって今でも感じます」と、設備も充実していることを、気持ちが迷う一つにも挙げていた。
指名後からは梶田監督のほか、会社の部長、課長、家族、そして昨年に巨人にドラフト6位で指名されて入団をした又木鉄平選手や、同学年で2022年に埼玉西武に指名されてプレーしている児玉亮涼選手(大阪ガス出身)などにも相談し、おそらく安定するであろう人生から、数年でクビになるかもしれないプロの世界に飛び込む決断を「そこを決めるんにちょっと時間かかっています」と話した。
千葉県松戸市出身で、小学生時代は福浦選手にあこがれて野球をしていた。現在はヘッドコーチとなっている福浦氏がおり、「地元の千葉で野球ができるし、昔からロッテファンでもある。間違いなく前に進んでいる」と話す。球団は明確な期限を設けずに、立松選手の最終的な結論を待つ。
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