東京ヤクルトの橿渕スカウトフループデスクは、来年のドラフト会議で高校生投手を上位指名したい方針を明らかにした。高知高・森木大智投手、市和歌山・小園健太投手などの名前が挙がっている。
奥川、佐々木級
橿渕氏は「この時期にパッと名前が挙がることは例年にない。奥川とか佐々木朗クラスになる可能性がある」と話し、高知高・森木大智投手、市和歌山・小園健太投手、大阪桐蔭の関戸康介投手、松浦慶斗投手、天理・達孝太投手の名前を挙げた。
森木投手は、中学時代に軟式で150キロを記録し、高知高校では球速が153キロに伸びている。東京ヤクルトは入団後から担当スカウトが視察を重ねているという。また、市和歌山の小園投手については、ヤクルトの川端選手の父親が監督を務める貝塚シニアの出身で縁がある。
東京ヤクルトは2019年の奥川恭伸投手をドラフト1位で獲得し、来年の台頭が期待される。今年も慶応大の木澤尚文投手を1位指名しているが、2019年に就任した高津監督には、投手陣再建の任が与えられており、チームの浮上には投手の強化が必要と、かなり偏った形での投手の補強が進められている。
今季、東京ヤクルトは規定投球回数に到達した投手が一人もいなかった。橿渕氏は東京ヤクルトは12月にスカウト会議を開いたことを明らかにし、「将来、エースを担えるような素材」という声が上がり、「来年はそういう選手を主に、中心に見ていきたい。これから判断していくことになるが、やはり投手を優先に考えないといけない。」と話し、年初のスカウト会議で方針が伝えられると見られるが、来年も投手中心のドラフトとなることを示唆した。
また、ヤクルトは衣笠球団社長の方針より、育成に力を入れるとして、2015年から高校生選手を毎年3人を指名している。現時点で注目選手が多いことも含めて、高校生の投手が中心となることが予想される。
ヤクルトが来秋のドラフトに向けて、超高校級の5投手を注視していくことが27日、分かった。高知・森木大智、市和歌山・小園健太、大阪桐蔭・関戸康介、同・松浦慶斗、天理・達孝太投手で球団関係者は「奥川や(ロッテ)佐々木クラスになる可能性がある。将来エースを担えるような素材ばかり」と語った。
球団幹部は、高知・森木、市和歌山・小園、大阪桐蔭・関戸と松浦、天理・達の名前を挙げ「この時期にパパッと名前が挙がるのは、例年はない」と豊富さを強調した。今月実施したスカウト会議では、それぞれの担当から「将来、エースを担えるような素材」と声が上がったという。同幹部は「来年はそういう選手を主に、中心に見ていきたい」とした。
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