ドラフト会議でメジャーに挑戦する菅野智之投手の穴を埋める事はできなかった巨人が、福岡ソフトバンクの石川柊太投手の獲得を目指していると報じられている。
東京出身
巨人はドラフト会議前に、今年15勝を挙げて優勝に大きく貢献した菅野智之投手がメジャーに挑戦することになり、その菅野投手の穴を埋めることを補強ポイントとしていた。しかしドラフト会議では金丸夢斗投手の1位指名を外すと、高校生内野手の石塚裕惺選手を指名し、その後も内野手を立て続けに指名、大学生投手は5位の宮原駿介投手のみとなった。
ドラフト後には、菅野の穴は別の方法でと話しており、外国人の獲得とFAで投手の獲得を狙っているが、その候補に福岡ソフトバンクで今季7勝2敗の石川柊太選手が挙がっている。
石川投手は都立総合工科高校から創価大を経て、2013年の育成ドラフト1位で福岡ソフトバンクに入団すると、2016年に支配下登録を勝ち取り、2020年には最多勝と最高勝率に輝いた。今季の契約は3000万円減の1億2000万円となっており、人的補償のないCランクの選手としてFA権を取得した。
球界関係者も「珍しい東京の都立校出身でもあり、関東の複数の球団が獲得調査に乗り出しています。」と話し、関東地方の球団が興味を示しているというが、巨人はもともと甲斐拓也保守の調査もしており、W獲得の可能性もある。
ドラフト会議では将来のチーム作りをし、短期的な戦力補強はFAやトレード、外国人でというのが理想だが、巨人はそれができる球団ではある。ただし、FAの獲得は昨年も山崎福也投手の獲得に失敗しており、獲得すれば2020年の井納投手、梶谷選手以来4年ぶりとなる。
セ・リーグを制覇し、球界の盟主の血が蘇った巨人、ドラフトとFAなどの補強で常勝球団を作り上げてゆくため、まずは連覇を果たしたい。
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