社会人野球日本選手権は、トヨタ自動車が日本製紙石巻に8−2で勝利、先発した増居翔太投手が6回3安打1失点に抑え、自己最速タイの148キロを記録した。
「自分ではコントロールできない」
増居翔太投手はこの日、もともとの投球スタイルである相手のバッターをしっかりと見ながら投げる投球を見せた。「自分のボールを投げ、打者をしっかり見て一人一人と戦っていくことに集中した」と話す。そして得意の緩急をつけたピッチングも、この日はストレートが自己最速タイの148キロを記録して冴え渡った。
「出力も出ていて変化球もある程度投げ切れていた」と納得の投球で、6回を投げて3安打7奪三振無四球で1失点、5回に許したソロホームラン1本に抑えた。
彦根東高校では甲子園で9回までノーヒットノーランピッチング(延長10回に安打を許してサヨナラ負け)を見せるなど注目されると、慶応大でも東京六大学通算17勝を挙げる活躍を見せた。今年はトヨタ自動車に進んで2年目、ドラフト指名解禁の年だったが指名は無く、「ドラフトで選ばれるかどうかは自分でコントロールできることではないので。」と話した。
しかし、「それよりも11月2日に初戦があることは確定してたので、そこに向けてずっと準備している途中にドラフトがあったという感覚です」と話し、この日の投球に集中して調整してきた。
高校卒業時は野球を続けるかを迷っていた時もあったが、その後、慶応大での活躍もあり、プロ入りの想いがある。まずは今大会での投球を見せ、来年、プロ入りを目指すのかなど、増居投手の自身の判断にも注目したい。
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2大会ぶり7度目の優勝を狙うトヨタ自動車が8―2で日本製紙石巻を下し、快勝発進した。先発した慶大から入社2年目の増居翔太投手(24)が6回を3安打1失点。2大大会での初勝利をマークした。
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