先日、中日の井上公志投手がリリーフとしてルーキー5人目の初勝利を上げたが、一昨日は東京ヤクルトのドラフト4位・江村将也投手が、広島・前田智徳選手に死球を与えて乱闘騒ぎになるなどしたが初勝利を挙げると、昨日は千葉ロッテのドラフト1位・松永昂大投手がプロ初勝利を挙げた。
江村投手、一昨日は厳しいピッチングとなった。しかし死球を当てて乱闘騒ぎとなった後にキッチリと三振を奪うところは並大抵の度胸をもった選手ではない。昨日も8回2アウト満塁の場面で広島ファンのブーイングを浴びながらマウンドに登ったが、インコースにストレートを投げてファールフライに打ち取った。
前田選手の選手生命に関わる死球を与えてしまったことは、本当に残念というしかない。しかし翌日には謝罪し、広島・野村監督からも激励をされたという。死球で骨折させてしまう事はプロ野球の中では1シーズンに何人かが経験する。当ててしまった深い傷が残るのは間違いない。それが原因で投げられなくなった投手もいると聞く。
江村投手はこれだけの度胸がある投手だ。今後、巨人の山口鉄也投手のような、絶対的な左のリリーフ投手となっていくかもしれず、将来はWBCで日本のピンチを救う投手になるかもしれない。これを糧に日本代表になるくらいに成長して欲しい。
千葉ロッテのドラフト1位・松永昂大投手がプロ初勝利を挙げた。先発としてもできるが、ここまで中継ぎで10試合に登板し自責点は1、8試合連続で無失点をつづけて初勝利となった。
「念願の」かというと、初勝利のウイニングボールについて、これまでのアマチュア時代のものは「チームの打撃ボールになったりしている。」と話し、今回についても「知り合いで欲しい人にあげる」と笑い飛ばした。大学時代から何かと大胆な発言で驚かせる松永投手らしい初勝利となった。
ロッテのドラフト1位左腕・松永が5球でプロ初勝利を飾った。
同点の8回に登板し、4番スピリーから遊ゴロ3つに仕留め、9回の勝ち越しを呼んだ。メモリアル勝利だが、「1勝は1勝でしかない」と話し、ウイニングボールも「(アマ時代は)チームの打撃ボールになったりしている。知り合いで欲しい人にあげる」と笑わせた。8試合連続無失点の左腕に伊東監督は「今後もセットアッパー」と信頼を寄せた。
4点差を追いつき、同点で迎えた8回に登板。3者凡退に抑えると、直後の9回にホワイトセルが決勝ソロを放ち、10試合目の登板で勝ち星が転がり込んだ。「ラッキーと思った。親と今まで携わってきた方々に感謝したいです」と笑顔を見せた。中継ぎで防御率0・87と安定感抜群だ。
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