夏の高校野球栃木大会の組み合わせが決まった。今春のセンバツ大会では県から2校が出場し、佐野日大はベスト4まで勝ち上がってレベルの高さを見せている。田嶋大樹投手が、各球団がドラフト上位候補に名前を挙げる選手として注目度は高い。しかし、それに対抗するような選手が少なく、ドラフト注目度はB。
地区
昨夏は作新学院が、昨秋は佐野日大が優勝した。昨秋の関東大会では白鴎大足利が優勝し明治神宮大会にも出場している。今春は再び作新学院が優勝している。
参加は62校だが、他にも国学院栃木、宇都宮北、矢板中央、宇都宮工、宇都宮商、宇都宮南、文星芸大付などがあり、激戦区となっている。
プロ注目選手
佐野日大・田嶋大樹投手は180cmの左腕で145km/hを記録し、センバツでは鎮西、智弁学園、明徳義塾を破りベスト4まで勝ち進んだ。試合中にも自分のフォームをアジャストしながら投げるなど、投球フォームに柔軟性があり、これからも成長しそうな投手だ。
センバツ後に疲労を取るために県大会では登板しなかったが、関東大会ではリリーフとして登板し144km/hを記録、疲労による故障やフォームを崩したりという事は無く、さすがの投球だった。阪神などが上位候補として挙げており、登板の際には多くのプロのスカウトが集まるだろう。
次に注目されるのは2年生、白鴎大足利でセンバツ出場の立役者となった大下誠一郎選手だろう。センバツでは初戦の東陵戦で5打数4安打、全てが2ベースヒットでライト、レフト、センターに打ち分けて見せた。投げても141km/hを記録する野球の能力がある。
もう一人、佐野日大の1年生・五十幡亮汰選手も注目される。中学時代に100m10.79秒を記録し陸上界で期待の星だった選手で、野球でも快足を飛ばしてU15日本代表でも活躍を見せた。本物の足を見せられる選手で2年後のドラフトが楽しみな選手。
その他の選手
佐野日大の稲葉恒成選手は183cmから141km/hを記録する投手で、春の県大会で好投を見せた。今は田嶋投手の控えだが、将来はどこかの大学でエースになっているかもしれない。また打撃も注目されている。
宇都宮南の村上英投手は180cmの右腕で143km/hを投げる。縦のスライダーで三振も奪える投手とのことで、注目したい投手。足利工大付の伊藤力也投手も141km/hをなげ、黒羽高校の荒川祐貴投手も174cmだが143km/hを記録、ストレートは伸びる。
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