埼玉大会では花咲徳栄が6回コールド10-0で滑川総合を下し準々決勝に進出した。プロ注目の左腕・高橋昂也投手は最速149キロの速球で6回をパーフェクト、14個の三振を奪い、春からの変貌ぶりにプロスカウトも驚きの表情を見せた。
6回パーフェクト
この日の高橋投手は「真っすぐがよかった。カウントを取りにいく時は140キロぐらいで、勝負する時は、もうちょっと力を入れた」と話し、ストレートにアクセントをつけた投球で6回をパーフェクト、18つのアウトのうち三振は2回2アウトから5回2アウトまで9者連続を含む14奪三振、その他は、内野ゴロ1、内野フライ1、外野フライ2という内容だった。73球を投げバットに当てられたのはファールも含め17球だけだった。
高橋投手は今年のセンバツで秀岳館に6回6失点という投球をし、その後背筋や腰を痛め、思うような投球はできずにいた。しかしこの日は最速で149キロを記録、前の試合では150キロを記録している。復活どころか大きく成長した投球を見せた。
ドラフト1位も
この日は巨人など4球団10人のスカウトが姿を見せた。巨人の山下スカウト部長は「春から別人のようによくなっている。プロに入ったらすぐ150キロ出る。角度もスピードもある。先発完投型の即戦力に近い左腕」と即戦力と評価し、「大学生を含めてもトップクラスで今秋のドラフト1位もある」と評価した。
阪神・中尾スカウトも「春とは直球が見違えるように良くなった。今日のボールなら、高校生でもトップクラス」と評価をしている。
左の本格派投手がいよいよ覚醒したのかもしれない。体がやや硬く、故障などの心配はあるものの、その実力は計り知れない。
自己最速タイの149キロをマークしたストレートと、キレのある変化球を交ぜた投球に相手のバットは次々に空を切った。「過去にこんなに取った覚えはない」と自身も驚く計14奪三振で6回参考の完全試合。「たまたま調子が良かった。真っすぐがよく走っていた」と冷静に振り返った。4球団11人のスカウトが熱視線を送り、巨人・山下スカウト部長は「春から別人のようによくなっている。プロに入ったらすぐ150キロ出る」とたたえた。
スライダー、フォークボールをまじえ、打者18人で14三振を奪い、内野ゴロ1、内野邪飛1、外野飛球2。ネット裏の巨人のスピードガンでは、149キロを6球計測。山下スカウト部長は「角度もスピードもある。先発完投型の即戦力に近い左腕」とうなった。
阪神・中尾スカウトは「春とは直球が見違えるように良くなった。今日のボールなら、高校生でもトップクラス」と絶賛。巨人の山下スカウト部長も「完投能力の高い投手になるだろう」とうなった。
故障が完治し、持ち前の柔軟性も相まって完全復活を遂げた左腕に、巨人・山下哲治スカウト部長は「先発完投型で即戦力になる」と絶賛した。
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