U18代表、高橋昂也投手が8回途中9奪三振、北海道日本ハム評価

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侍ジャパンU18代表は、セミファイナルラウンドの韓国戦に勝利し決勝進出を果たした。先発した高橋昂也投手は今大会初の投球だったが、8回まで粘りの投球を見せて1失点、すでに韓国のドラフト会議で6人が指名されている打線から9つの三振を奪った。

高橋昂也投手が熱投

ここまで左のエース・寺島成輝投手が2試合に先発していたが、その寺島投手をこの日の韓国戦でなく前日の中国戦で登板させ、この日は満を持して高橋昂也投手が先発した。

韓国打線はすでに行われている韓国のドラフト会議で指名された選手が6人おり、非常に高いレベルの選手がそろっていた。国際大会初登板、慣れないマウンドでの登板、それがいきなり大一番の韓国戦という事もあったが、高橋投手は堂々のピッチングを見せた。小枝監督も「調子が抜群によかった。こっちに来てから、ここにぶつけるしかないと。」と話し、高橋投手をこの大一番に投げさせることは早い段階で決めていたようだった。

その高橋投手は1回、2回は制球も良く、抜群の投球を見せていたが、3回、ややコントロールがばらつき先頭打者に四球を与えると犠打で2塁に進められた。このピンチに三振で2アウトとしたものの続くバッターは、韓国のドラフト会議でネクセンからドラフト1位指名をされている李政厚選手(元中日・李鍾範選手の子息)だった。この打席では韓国ベンチが審判のストライクボールの判定にクレームをつけ、投球のリズムを崩してきたが、この李選手にレフト前に運ばれ1点を失った。

しかしその後はしり上がりに球威も増し、6回、7回は力のある140キロ中盤の速球で空売り三振を奪うなど唸りを挙げる球を投げた。ランナーを許しても強気のストレートと右バッターの足元に沈むスライダーで三振を奪い、7回2/3を投げて3安打9奪三振3四死球で1失点と、大一番の先発にしっかりと応える投球を見せた。

チームも4回に相手のミスから3点を奪い、3-1で勝利して決勝進出を決めた。

北海道日本ハムスカウトが評価

この高橋投手の投球に視察した北海道日本ハムの大渕スカウトディレクターは「球の勢いは相当いい。球の質はNO.1、制球がよくなった。甲子園の時よりずっと良い。」と評価した。またMLBレンジャーズのジョー古河環太平洋地域コーディネーターは「ボールが重い。軸もしっかりしているし、十分プロでやっていける」と評価した。

侍ジャパンの左腕投手として、寺島成輝投手とはタイプの違う投球を見せたが、ともにプロでも活躍できそうな投球を見せた。

2016年度-高校生投手-左投のドラフト候補リスト

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実は韓国戦の切り札だった。小枝守監督(65)は「調子が抜群によかった。こっちに来てから、ここにぶつけるしかないと。『不沈艦のごとく行けよ』と言ったけど十分です」と明かした。視察した日本ハム・大渕スカウトディレクターも「球の質はNo.1。制球がよくなった」と評価した。

若き侍の「最終兵器」が、宿敵・韓国の前に立ちはだかった。左腕・高橋が満を持して今大会初先発。3回に1点こそ失ったが、最速146キロの速球とフォーク、スライダーを武器に、スタメン中6人が韓国プロ野球にドラフト指名された「金の卵軍団」から9三振を奪った。8回2死一、三塁で降板も「苦しい投球だったが粘り強く投げられた。勝てて良かった」と安どの表情を見せた。

「期待に応えたい気持ちが強かった。粘り強く投げられた」

 最速146キロの直球を軸に、スライダー、フォークで緩急をつけた。韓国打線のバットは何度も空を切り、9奪三振。三回二死二塁から1番打者に左前適時打を浴び、日本の今大会初失点を許したが、追加点は許さなかった。

序盤から相手の監督が、ストライクの判定に対して猛抗議。「正直、早く終わってくれと思った」。投球モーションに入ると、ヤジのような声も飛んだ。「1回、ビクッとしたけど、気にせず投げた」。

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