大阪桐蔭・根尾昂投手が完封&満塁ホームランで優勝

高校野球ドラフトニュース 2018年ドラフトニュース

春季大阪大会の決勝戦が行われ、センバツ王者の大阪桐蔭が関大北陽に9-0で勝利し優勝した。根尾昂投手が満を持して先発し完封、打っても満塁ホームランを放った。

二刀流

投打に圧倒した。この日は4番投手で出場すると、3回、1アウト満塁の場面で持ち前のフルスイングで振りぬき、「ちょっと詰まった」当たりだったが、100mのライトフェンスを越えた。高校通算23号となる先制の満塁ホームランだった。

また投げては今大会初登板となる先発登板で、9回5安打9奪三振で完封した。センバツ決勝の智弁和歌山戦以来のピッチングだったが、高い能力と経験で関大北陽を抑え込んだ。

目標としている今年全勝、大阪大会は藤原恭大選手や柿木蓮投手がベンチ入りしなかったものの、優勝を収めた。出場する近畿大会には二人もベンチする見込みで、この日はスタンドにいた藤原選手は、「完治して初めての公式戦なので、どこまでできるか楽しみ」と話しながらも、根尾選手の活躍に刺激を受けていた。

今年のドラフト候補として、投打に上位で評価できる根尾選手、貫禄を見せつけた。

195cm右腕

敗れた関大北陽は、8回から登板した195cm右腕の吉野滉平投手が、1回を投げてノーヒット2奪三振のピッチングを見せた。長身からの角度のある球とチェンジアップが効果的だった。「腕を振って低めに投げれば、大阪桐蔭でも振ってくれた」と話し、夏に向けて楽しみな投手が出てきた。

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0-0の三回1死満塁。「ちょっと詰まった」と振り返ったライナーが、軽々と100メートルの右翼フェンスを越えた。高校通算23本目の一発はグランドスラム。これで投球も勢いづいた。

 今春センバツ決勝・智弁和歌山戦後、初めての公式戦登板で9回を5安打無失点。2日に1回、投手の練習を行っており、ブランクは感じさせなかった。

大阪桐蔭の二刀流が輝きを放った。3回1死満塁、4番の根尾が、詰まりながらも右越えに高校通算23号の先制グランドスラムを放った。「ストライクを全部、打ちにいった結果」。昨春の近畿大会決勝(東海大仰星戦)でも満塁弾を放ち、決勝戦に強いところを見せつけた。

 投げても5安打3四死球9奪三振で、公式戦では昨秋の近畿大会準決勝(近江戦)以来の完封勝ち。「守備に助けられて、悪いなりに抑えられた」。公式戦での登板は今春センバツ決勝(智弁和歌山戦)以来で、その間は5月上旬の練習試合で2イニングを投げただけ。週に数回の投手練習で完封するところが、ポテンシャルの高さだ。

未完の大器が意地を見せた。八回から登板した身長195センチの関大北陽・吉野滉平投手(3年)が、1回を無安打無失点。チェンジアップで2三振を奪った。「腕を振って低めに投げれば、大阪桐蔭でも振ってくれた」と自信を深めた様子。

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