広島ドラフト6位・末包昇大選手がホームランなど、各球団のルーキーが活躍

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プロ野球はこの日からオープン戦が開幕し、広島のドラフト6位ルーキーの末包昇大選手は、12球団ルーキー最速のホームランを放った。この他にも埼玉西武のドラフト1位ルーキー・隅田知一郎投手やオリックスの渡部遼人選手、横浜DeNAの徳山壮磨投手、三浦銀二投手など各球団でルーキーが活躍を見せている。

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少しプロ野球選手になったかな

巨人と対戦した広島カープは、ドラフト6位ルーキーの末包昇大選手が4番ファーストでスタメン出場すると、5回の3打席目は2アウト1塁の場面で144キロのストレートを叩き、打球は逆風をついてレフト場外に、推定飛距離130mの特大ホームランを放った。

「打った瞬間に入ったと思いましたけど、無我夢中に一塁まで走っていました。二塁からは少しホッとした感じでした」と話す末包選手は、「まだオープン戦ですけど、これだけの皆さまの前で結果を出せたので、“少しプロ野球選手になったかな”という感じです」と笑顔を見せた。

この日は4打数1安打2三振だったものの、巨人に3-1で勝利をする貴重なホームランだった。カープが沖縄入りしてからの実戦成績は18打数7安打と爆発しており、この日の4番起用にも応える形となった。

佐々岡監督も「本人も声出しで1を大切にしたいと言っていたが、その1試合目でね。三振は多いですが、一発が彼の魅力」と評価する。このまま成績を残し続ければ、開幕1軍スタメンが近づいてくる。

その他のルーキーの活躍

オリックスのドラフト4位ルーキー・渡部遼人選手は2番レフトで出場すると、福岡ソフトバンクの千賀投手の低めの153キロをライト戦に2ベースヒットにした。2回にも初球の151キロのストレートをセンター前に運んでタイムリーヒットするなど、3安打に1盗塁で縦横無尽の活躍を見せた。

千賀投手との対戦について、「千賀投手から打てたのは本当に自信になります。試合直前にロッカー室で千賀投手の動画を見て自分なりに準備をしていたので、それも、よかったのかな」と話す。そして、まずは開幕1軍になり戦力になることが目標。そこからシーズンを通して1軍で戦える選手になりたい」と話した。

埼玉西武はドラフト1位ルーキーの隅田知一郎投手が千葉ロッテとの練習試合に登板すると、3回を投げて4安打1失点も、4つの三振を奪った。すでに開幕ローテーション入りを辻監督が示唆するが、「わくわくした気持ちで楽しんで投げることができた。まだまだの部分もたくさんあったが、決めにいったボールが決まったところもあった」と話した。

横浜DeNAは、ドラフト2位の徳山壮磨投手と4位の三浦銀二投手が揃って1イニングづつを投げ、共に150キロを記録する力のある球を投げた。徳山投手は同世代の清宮幸太郎選手にレフトへのヒットを許し「打たれちゃいました」と話したが、「自分の直球を投げ込めた」と話した。

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2021年のドラフト会議で指名されたルーキー選手の、キャンプの1軍・2軍の振り分け一覧です。
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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