東北楽天ドラフト9位・高梨雄平投手が初勝利

東北楽天ルーキーニュース

プロ野球では東北楽天のドラフト9位ルーキー・高梨雄平投手がプロ初勝利を挙げた。

一番乗り

東北楽天・高梨投手はこの日、5回にマウンドに上ると、1アウトから連打で1,3塁のピンチを背負った。しかし、福岡ソフトバンク2番の本多選手を空振り三振に取ると、3番・柳田選手もスライダーで内野ゴロに仕留めた。

高梨投手は川越東高校出身で、当時監督だった阿井氏から3年間指導を受け、3年夏は埼玉大会準決勝に進出した。早稲田大に入学すると1年生の春から登板し、先発の一角を担うなどリーグ4年間で41試合に登板し11勝5敗、3年生春の東大戦では完全試合をも達成した。その後JX-ENEOSに進んだがベンチに入れない時期もあり、腕を横気味にフォーム改造すると、リリーフとして結果を残し、昨年のドラフト9位で東北楽天に指名された。

大学時代、完全試合を達成したものの175cmと小柄で球速も130キロ台が多く、コントロールで勝負する投手だった。社会人でもそれほど目立った投球もできず、昨年のドラフト9位指名は個人的には意外な感じだった。しかしプロのスカウトは、特に左のリリーフの場合、ある試合のある1球を見て獲得を決める事もあるということで、東北楽天のスカウトも高梨投手のその球を見たのだろう。

左の横から左打者のインコース厳しい所に配球し、マウンド上でガッツを見せ、ヒーローインタビューでもしっかりと面白いことをいえるなど、性格的にもプロ向きだった。実績が自信につながり、リリーフとして森福投手のように重宝されるようになるかもしれない。

高梨投手の活躍は、アマチュアで130キロ台だがコントロールで勝負する左腕投手に力を与える。

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先発・森の後を受け、2―1の5回から救援登板。1死後、連打を浴びて一、三塁のピンチを招いたが、崩れなかった。2番・本多をスライダーで空振り三振。3番・柳田もスライダーで二ゴロに仕留めた。「1点差だったし、柳田さんだったので気合が入った」。雄叫びを上げて、左腕にこん身の力を込めた。

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