福岡ソフトバンク・ドラフト6位の山中浩史投手が6回1安打無失点、横浜DeNAドラフト3位・井納翔一投手も6回3安打1失点

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 社会人野球で長い間経験を積んできた2人が、開幕1軍を目指して素晴らしい投げ合いを演じた。

 福岡ソフトバンクにドラフト6位指名で入団した山中浩史投手は27歳、Honda熊本でアンダースローのエースとして社会人1年目からチームを支えた。日本通運で投げていた同じアンダースローで1つ上の28歳、牧田和久投手が2010年にドラフト2位で埼玉西武入りし、その後、エース格として活躍する姿を見て自分もやれると思ったことだろう。

 この日は完璧な投球で5回までノーヒットノーランを続けた。6回を投げて1安打無失点、オープン戦3勝は12球団トップタイ。文句のつけようが無く開幕ローテーションを決めた。この投球ならば10勝も十分期待できる。

 対する横浜DeNAも26歳のルーキー・井納翔一投手が先発した。井納投手はこの日の投球で開幕1軍か2軍かが決まる大事な試合だったが、見事6回3安打1失点、初回は制球を乱し1失点したが、2回以降は立ち直って小さく落ちるスプリット、シュート気味に沈む球、タイミングを外すカーブ、そしてインコースを攻める146km/hの速球を、コントロール良く投げた。

 宇宙人と呼ばれるほど、自分の世界を持っているらしい。非常に落ち着いて投げていた。開幕してからは巨人との3連戦で登板が予定されている。井納投手は「強力打線ですけど、対ヒトですから。打ち損じもあれば、打てないところもある」とわけのわからないコメントを残し、決意を述べた。

 井納投手は上武大からNTT東日本に入り、NTT東日本では昨年の都市対抗2回戦のトヨタ自動車戦で8回5安打2失点の好投を見せた。188cmの長身から低めに投げ込まれるストレートで打たせて取るピッチングは、プロでも通用した。

 摂津正投手など20代後半に差し掛かってからプロ入りし活躍する投手が目立ってきた感じがする。開幕ローテーションを獲得したこの2人、非常に楽しみだ。

ソフトBルーキー山中 12球団トップタイ3勝目  - スポーツニッポン:2013/3/20

 ソフトバンク・ドラフト6位のサブマリン・山中が先発し、6回を1安打無失点。

 12球団トップタイの3勝目を挙げ「腕は振れていたと思います。力は出せた」と振り返った。オープン戦で先発した3試合は計15回を2失点。安定した投球で開幕ローテーション入りが濃厚となった。ドラフト4位以下で入団した新人が開幕ローテーション入りするのは球団史上初。開幕2カード目の4月2日からの西武3連戦(西武ドーム)での先発が有力視される。

  開幕ローテ入りか、2軍落ちか。がけっ縁のマウンドで持ち味を出した。188センチの長身から投げ下ろす直球と変化球のコンビネーションがさえた。初回こそ1点を失ったが、自慢のスプリットはカウント球と勝負球を巧みに投げ分けて、3回以降は無安打に抑えた。「無我夢中で投げていたので、6回まで投げられたことが信じられません」と初々しさをのぞかせた。

 

 別の“らしさ”も見せた。この日の試合前練習。不思議な言動で、ナインから「宇宙人」と呼ばれている26歳は「ヤバイです。きょうは4時起きです」とだけ言い残し、目を血走らせてベンチ裏に消えていったのだが、試合後に改めて早起きの理由を尋ねられて「誰に聞いたんですか!? 早いッスね、情報が」と目をぱちくり。自分が明かしたことを忘れていた上に、緊張して寝られなかったのかと思いきや「緊張? おなかがすいて目が覚めちゃったんです」。スプリットで空振り三振を奪ったラヘアについては「ラ、ラフェア? カタカナは苦手なんですよ」。にわかには理解しがたい発言を連発し、珍キャラクターぶりを発揮した。

 浮上してきた巨人戦デビューに向けては「強力打線ですけど、対ヒトですから。打ち損じもあれば、打てないところもある」。宇宙人らしく?力強く決意表明した。

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