かずさマジック・加藤貴之投手が5回11安打6失点、11球団スカウトが視察

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 社会人野球スポニチ大会が開幕し、今年の社会人のドラフト注目左腕、かずさマジックの加藤貴之投手が明治安田生命戦に先発したが、5回11安打6失点と散々な出来だった。この試合では11球団のスカウトが視察した。

反省のマウンド

 新日鐵住金かずさマジックの加藤貴之投手は、雨が降る中で行われた試合で条件は悪かったものの、3回に2失点、4回に1失点し、6回は1アウトも取れずに降板して3失点、結局5回0/3を投げて11安打で6失点という内容だった。

 最速は139km/h、これ自体は加藤投手の標準的な球速で問題は無いが、変化球が高めに浮き、それをことごとく外野に運ばれた。加藤投手は、「状態は悪くないが、きれいに行こうと無駄なことを考えた」と反省を口にした。

 

評価は先

 この試合には11球団のスカウトが訪れ、中日の落合GMや中田スカウト部長、巨人の山下スカウト部長等が視察、ドラフト上位候補に挙げられる加藤投手の注目度の高さがうかがえた。

 この内容に評価はできないだろうが、巨人・山下哲治スカウト部長は「まずは先発で投げられたことが良かった」と話すと、中日の中田スカウト部長は「初戦で寒かったし、問題ないでしょう」と話した。

 まだ今年初戦であり春の寒い時期なので、スポニチ大会で特に投手はこのような投球を見せる事がある。昨年も社会人NO1と言われていた高木伴投手が制球が定まらないピッチングを見せていた。

 しかし、この大会で調子が良くないと、その状態を引っ張ってしまう事が多い気もする。社会人野球は主要なJABA大会が5月位で終わり、また都市対抗予選も6月くらいで終わる。そこまでに状態を上げられるかはなかなか大変だ。

 それでもこういう投手は秋のドラフト直前になって再び評価を上げる事がある。昨年の高木伴投手も、ドラフト4位でオリックスに指名され、オープン戦などで好投を見せて今ではリリーフを期待される。

 加藤投手の状態と評価は、この1年でどのように動くのか、ドラフト会議では何位で指名されるか非常に注目される。

 

玉井大翔投手が145km/hリリーフ

 この試合は、延長10回タイブレークの末、かずさマジックが逆転勝利した。東農大北海道で風張蓮投手とエースを争った玉井大翔投手がリリーフで登板すると、1回とタイブレークの2/3回を投げて2四球と制球は乱れたが、最速145km/hを記録した力のあるストレートを見せ、バッターがまともに当てられる球は無かった。

 この日の11球団のスカウトもこのピッチングを見たと思われ、来年のドラフト候補として名前が上がってくるだろう。

新日鐵住金かずさマジックのドラフト候補選手の動画とみんなの評価

 「状態は良かったけど、気持ちと体がマッチしなかった。いろいろなことを考えてしまった。チームに助けられた」と笑顔はなかった。昨年は左肘痛の影響で夏以降は公式戦の登板がなかっただけに、ネット裏では中日・落合GMが視察したほか、11球団のスカウトが集結。巨人・山下哲治スカウト部長は「まずは先発で投げられたことが良かった」とした。

 )プロ11球団のスカウトが視察する中、かずさマジックの左腕・加藤が明治安田生命戦で先発し、5回0/3を11安打6失点。高めに浮いた変化球をことごとく痛打された。「状態は悪くないが、きれいに行こうと無駄なことを考えた…」。

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