社会人野球表彰でベストナインに選ばれた10選手のうち、プロ入りするのは3人。外野手としてベストナインに選ばれた横浜DeNAドラフト2位の神里和毅選手は、盗塁で外野の一角に食い込む意気込みを見せた。
桑原選手がライバル
神里和毅選手は50m5秒台の足があり、今年は年間打率.365、1番バッターとして日本選手権準優勝にも貢献した。
横浜DeNAには、1番センターの桑原選手、2番などを打つライトの梶谷選手、そして主砲・筒香選手がおり、レギュラーの地位を既に築いている選手達がいる。その中で神里選手は「最低でも開幕1軍、チャンスがあればレギュラーも狙いたい。盗塁も20盗塁を目標にしたい」と話した。
神里選手は社会人ではレフトを守ることが多く気になる所ではあるが、1番センターとして桑原選手とのポジション争いとなりそうだ。桑原選手も今シーズンは序盤に不調が続いた。また、梶谷選手も長打力を見せるものの打率は高くなく、足を使った攻撃のオプションとして神里選手が起用される可能性もある。
DeNAは今年はリーグワーストの39盗塁、首位の広島が112盗塁を記録しており、足を使った攻撃が課題となっている。神里選手は「盗塁ができれば、割り込んでいくチャンスは増える」と、足でレギュラーどりを目指す。
田嶋投手、福田選手はオリックスで
また投手部門ベストナインのオリックスドラフト1位・田嶋大樹投手は「来季もこの賞に恥じないプレーをしていく」と社会人代表としてプロで活躍することを誓った。
また遊撃手ベストナインの福田周平選手もオリックスに進む。「しっかり守って田嶋君を助けたい」と話した。
表彰の後に二人は、17日に行われるオリックスの新入団選手発表会に向けて大阪に旅立った。
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