都市対抗野球準決勝ではJFE東日本vsJR東日本の対戦が行われ、JFE東日本は先発中林伸陽投手が初回に1失点すると2回も1アウト満塁のピンチとなった場面で田面巧二郎投手へとスイッチした。
ここで田面投手は3番石岡選手をフォークで空振り三振を奪うと、続く4番の松本選手には150kmのストレートで追い込みスライダーで空振りを奪ってピンチを抑えて見せた。その後3回に1失点したが7回までの5回2/3を投げて6安打7奪三振と好投、チームはその後同点に追いついた。
リリーフの鹿沼圭佑投手が失点して2-3で敗れたがこの力投はドラフト候補として十分の球威と実績となったと思う。
JFE東日本の田面(たなぼ)巧二郎投手(21)。二回1死満塁、中軸を迎える場面で2番手として登板したが、「とにかく腕を振ろう」と冷静だった。3番・石岡からフォークで空振り三振を奪い、4番・松本は147キロ、150キロの直球で追い込んでからスライダーで見逃し三振。チームをピンチから救った。
意識して腕を振ったためか、この日は「指がかかって、真っすぐが良かった」。三回に1点を失い、なおも2死満塁とされるが、直球のみで次打者を空振り三振に仕留め、その後は七回まで無失点。走者を出しても粘り強く投げ、生多、大沢の適時打による八回の同点劇を呼び込んだ。
群馬・桐生市商高から09年に日産自動車入りしたがすぐに休部となり、現チームに移籍。今大会では1回戦で都市対抗初登板を果たすなど3試合に投げ、4強進出に貢献した。
降板直後に勝ち越され、試合には敗れたが、初めての大舞台に「責任を感じる中で投げ、精神的にも成長できた」。再び戻ってくることを誓い、ドームを去った。 全文は毎日新聞のサイトをご覧ください。
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