神宮球場で広島出身対決、早大・有原航平vs法大・石田健大

大学野球ドラフトニュース 2014年ドラフトニュース

 東京六大学の開幕日、第2試合では早稲田大と法政大の試合が組まれており、広陵の有原航平投手と広島工の石田健大投手の直接対決の可能性がある。両者のこれまでの対戦を見返してみる。

15勝と13勝

有原航平選手名石田健大
広陵高校出身広島工業高校
187cm90kg身長・体重180cm83kg
156km/h最高球速147km/h
13勝10敗通算勝敗15勝6敗
3.01通算防御率2.64
2013秋最優秀防御率タイトルなし

 

 二人が同じ試合で登板したのは1年生の秋、法大vs早大の2回戦で石田投手が先発し4回2失点、有原投手はリリーフで登板し3回をノーヒット4奪三振に抑えて早稲田大の勝利、二人は入れ違いでの登板となったが、石田投手に黒星がついている。

 2012年春も2回戦で石田投手が先発し、有原投手がリリーフで登板したが、この日も石田投手は黒星がついた。秋の3回戦に二人は先発で初対決となるが、有原投手が5回3失点、対する石田投手は1回をもたずに3失点し2アウトで降板している。しかし共に勝ち負けは付かなかった。

 3年生となった2013年春、二人はエースとなって1回戦の先発で対決する。石田投手は5安打4奪三振2失点で完投したのに対し、有原投手は5回2/3で自責点2ながら4失点して降板し、石田投手が始めて勝利をした。秋は石田投手が調子を崩し対決は行われていない。

 結局、勝ち星としては石田投手が1勝2敗、有原投手は0勝0敗となっている。

 

ブルペンで20球と40球

 早大の有原航平投手は、今春のアメリカ遠征でUCLAや南カリフォルニア大を相手に登板し、最速155km/hの速球でほぼ完璧に抑えるピッチングを見せた。帰国後やや調子を落としたものの、開幕を前日に控えたこの日はブルペンで約20球を投げた。

 一方、法大の石田投手はブルペンで40球を投げて調整している。3月29日の亜大との練習試合で7回1失点と、昨年秋の不調からは抜け出してきているようで期待できる。

 

オフにはしゃぶしゃぶ食べ放題

 石田投手は有原投手について、「向こうは有名でしたから」と話す。高校時代、広陵の有原投手は甲子園で春、夏に登板している。石田投手の広島工も春季大会で中国大会で優勝したものの、球速、体格で勝る有原投手はドラフト上位候補として注目されていた。

 昨シーズンオフに広島に帰省したときには友人と共にしゃぶしゃぶの食べ放題に行った仲ではあるが、プロも注目する直接対決、チームを背負うエースとして、ドラフト1位候補として負けられない試合となる。

 

 4季ぶりの天皇杯奪還へ。機は熟した。有原は東京・西東京市の早大グラウンドで約3時間、全体練習に参加。ブルペンでは約20球を投げ込み、最終調整を終えた。前日は試合に集中させる部の方針のため、右腕は口を開かなかったが、リラックスした表情からは順調な調整ぶりが見て取れた。

 「最低5勝」を目標に掲げてきた有原に、岡村猛監督(59)は「1戦目、2戦目に行く。(2戦目を)取られたら、3戦目も行く。そのくらいの気構えをしておいてもらいたい」と明かした。「先発→中継ぎ→先発」で3連投する覚悟を持ってもらいたい、と説いた。

石田は反骨心力 - ニッカンスポーツ紙面:2014/4/12

 

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