東京六大学の開幕カードは昨年、春秋連覇の明治大が東京大と対戦する。エースの山崎福也投手は「開幕で投げるのはうれしいという気持ちですね。」と話す。
昨年11勝
山崎福也投手は日大三時代は186cmの大型左腕として注目されたものの球速はだいたい130km/h台で、それよりもパンチ力のある打撃に注目をされる時期もあった。しかし大学では投手一本で成長し、1年生の秋に登板すると2年春には3勝を挙げた。
それでも2年生までは5勝3敗だったのだが、3年生になった昨年、春は6勝2敗、秋も5勝1敗と1年間だけで11勝を挙げ、法大・石田健大投手の15勝を抜いて16勝、現役最多勝投手となっている。
またそのエースの活躍で明治大は春、秋と連覇を達成している。球速も149km/hまで伸ばし、大型左腕としての実力をグングンのばしている投手でもある。
4時間調整
開幕カードでの先発が予定されており、「開幕で投げるのはうれしいという気持ちですね。」と話す山崎投手、初戦は東大ではあるが、「正直、怖さもある」と話す。
「目標は最多勝」と法大の15勝・石田投手や早大の13勝・有原投手に勝ち星で差をつけることを目標とする。ドラフト1位トリオ3人で、まずは先手の1勝を取りにいく。
目には一点の曇りもなかった。明大の最速149キロ左腕・山崎は「自分の勝ち星が多ければ優勝できる」と最多勝を宣言。その視線の先にあるのは、リーグ戦3連覇だ。
この日は、東京・府中市内のグラウンドで午前8時ごろから約4時間の練習で調整を終えた。左腕にとって4度目の開幕戦。東大が相手だが「開幕で投げるのはうれしいという気持ちですね。でも、東大にはしっかり振ってくる打者もいるので正直、怖さもある」と警戒を怠らなかった。
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