ユニバーシアードで戦っている侍ジャパン大学代表、4試合で無失点、ノーエラーと順調に勝ち上がったが、決勝の台湾戦は雨のために中止となり、日本と台湾、両国が金メダルを獲得した。
国際大会
国際大会では運営によって納得のいかない終わり方になる事は、無い事ではない。今大会も決勝が行われなかった場合などの勝敗の決め方などは無く、降雨のため決勝が中止となり、日本と台湾、両国ともに金メダルとなった。
坂本誠志郎主将は「ちゃんと勝って金メダルを報告したかった。悔しい思いはある」と話したものの、「間違いなく1位にふさわしいチームだったと思う。このチームでここまで戦ってこられたことが本当にうれしい」と話した。
初戦の韓国戦で1イニングだけを投げ154km/hを記録していた田中正義投手は、この日の決勝に満を持しての先発予定だったが、結局今大会は1イニングのみの登板だけとなってしまった。「こういう結果になり、何とも言えない」とコメントしている。
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しっくりこない結末となった今回のユニバーシアードの戦いだが、4試合を無失点、ノーエラーで勝ち上がった強さは間違いないものだった。また超大型スラッガーはいないものの、1番、佐藤拓也選手、2番・柴田竜拓選手が出塁し、3番・茂木栄五郎選手、4番・吉田正尚選手が還し、5番・高山俊選手、6番・谷田成吾選手も活躍を見せた。
宇佐見真吾選手、藤岡裕大選手なども好調な打撃を見せ、坂本誠志郎投手も投手を巧みにリードした。
投手も柳裕也投手が一皮むける力強いピッチングを見せ、高橋礼投手、井口和朋投手、上原健太投手が好リリーフを見せた。沢田圭佑投手、吉田侑樹投手も結果を残した。春のリーグ戦前に代表がほぼ決定し、故障をしていたり調子の良くない選手が選ばれての代表で不安な面もあったが、非常に強いチームに育った。
初のユニバーシアードの金メダルを獲得と、堂々と言えるチームだった。
大学生はこれから秋に向けて各チームの合宿などに入る。そしてこの夏の間に進路についても絞り込むことになる。
また8月末には侍ジャパンU18代表との壮行試合が予定されている。そして2020年の東京オリンピックへ!まだまだ強くなれる。
ユニバーシアード出場の侍ジャパン大学代表メンバー決定 | ドラフト会議ホームページ2015 Draft home page
主将の坂本は「ちゃんと勝って金メダルを報告したかった。悔しい思いはある」と目に涙をためた。
創価大3年のプロ注目右腕で、先発予定だった田中も戸惑いを隠せない。「こういう結果になり、何とも言えない」と不完全燃焼に終わった様子だった。
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