ドラフト1位候補ながら左肩の故障で春のリーグ戦の登板がなかった駒大の今永昇太投手が、復活に向けて順調に登板をしている。この日はオープン戦が雨天中止となったが、6球団のスカウトが訪れる注目の高さを見せた。
ドラフトの大本命
今年のドラフトでは高橋純平投手、小笠原慎之介投手など高校生の候補者の名前が多く挙がるものの、大本命は昨年秋のリーグ戦で7勝を挙げた大学NO1左腕の今永昇太投手だろう。その今永投手が春のリーグ戦に故障で1試合も登板できず、侍ジャパン大学代表も出場を辞退したため、各球団のスカウトが最終的なランク付けができていない状態になっている。
肩の故障の具合や状態はどうなのか、昨年秋までの投球ができるのか、もし昨年秋までの状態ならばドラフト1位指名で行くというチームは少なくないとみられる。
オープン戦3試合に登板
その今永投手は8月にオープン戦で3試合に登板し、早稲田大との試合では7回を投げて2失点とまずまずのピッチングを見せているようだ。そしてこの日は、東京国際大との試合で先発の予定で、6球団のスカウトが視察に訪れたものの雨天のため中止となった。
しかし今永投手は来週の東都リーグの駒大の初戦・日大戦に合わせ、ブルペンに入ると83球の投球を見せた。この投球を見た中日の正津スカウトは「肩の心配は全くない。体重移動とかバランスのいい時と悪い時があるが、まだまだこれから」と話し、心配の肩の故障については大丈夫そうだ。
高校以来の丸刈りにしたという今永投手、復活の秋にスカウトも大注目する。
先発予定だったオープン戦、東京国際大戦は雨天中止になったが、6球団のスカウトが視察。
今永は「ケガする前より、進化していないと意味がない。まだ納得いくボールはいってませんが、あと1週間あるので、納得いくボールに近づけたい」と話した。
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